マリウポリの20日間【5/10~】*第96回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞受賞作品

今後の上映作品
[上映日程]5/10~(休映:5/13)

“ この惨劇を世界に伝えてくれ ”

AP通信取材班が命がけで撮影したロシアによるウクライナ侵攻の惨状
決死の脱出劇の末に世界へと発信された奇跡の記録映像

[INTRODUCTION]
ロシアによる侵攻を受けたウクライナ東部の都市・マリウポリ。その市内で、戦火にさらされた人々の惨状を命がけで記録し続けたウクライナ人ジャーナリストたちがいた。ロシア・ウクライナ戦争を含む、国際紛争の取材を10年近く経験したAP通信記者・ミスティスラフ・チェルノフと、その取材チームである。本作は彼らが現地から配信したニュースや自らが撮影した戦時下のウクライナ・マリウポリ市内の映像をもとに制作されている。日本時間3月11日に発表された第96回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞を受賞し、ウクライナ映画史上初のアカデミー賞受賞作となった。この作品は、包囲下の人々が経験した痛ましい惨状の記録であり、同時に、紛争地帯からの報道がどのように行われていたのか、そして、彼らが配信し続けた報道が世界に対してどのような影響を与えたのかを知る機会を与えてくれる。

[STORY]
2022年2月、ロシアがウクライナ東部に位置するマリウポリへの侵攻を開始。これを察知したAP通信のウクライナ人記者であるミスティスラフ・チェルノフは、仲間とともに現地に向かった。ロシア軍の容赦のない攻撃による断水、食料供給、通信遮断…瞬く間にマリウポリは包囲されていく。海外メディアが次々と脱出していく中、彼らはロシア軍に包囲された市内に残り、死にゆく子供たちや遺体の山、産院への爆撃など、侵攻するロシアによる残虐行為を命がけで記録し、世界に発信し続けた。徐々に追い詰められていく中、取材班はウクライナ軍の援護によって、市内から脱出することとなる。滅びゆくマリウポリと戦争の惨状を全世界に伝えるため、チェルノフたちは辛い気持ちを抱きながらも、市民を後に残し、脱出を試みた…。

『マリウポリの20日間』
[2023年/ウクライナ・アメリカ/ウクライナ語・英語/ビスタ/5.1ch/97分]
監督・脚本・製作・撮影:ミスティスラフ・チェルノフ
原題:20 Days in Mariupol
(C)2023 The Associated Press and WGBH Educational Foundation

[上映時間]

[公式サイト]
synca.jp/20daysmariupol

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