キノ・ライカ 小さな町の映画館 過去の上映作品 [上映日程]2/14~27(休映:2/17、25) カウリスマキから愛する地先カルッキラへ手づくりの贈りもの [INTRODUCTION] 北欧フィンランドの鉄鋼の町カルッキラ。深い森と湖と、今は使われなくなった鋳物工場しかなかった人口9000人の小さなその町に、はじめての映画館“キノ・ライカ”がまもなく誕生する。元工場の一角で自らの手で釘を打ち、椅子を取りつけ、スクリーンを張るのは映画監督のアキ・カウリスマキと仲間たち。キャデラックにバイク、ビールと音楽。まるでカウリスマキの映画から抜けでたようなその町で、住人たちは映画館への期待に胸をふくらませ、口々に映画について話しだす…。 これは豊かな自然のなかで芸術を愛して暮らす人々の、映画とカルッキラという町への想いをめぐる物語。そこにはカウリスマキの理想の映画館キノ・ライカが町にもたらした変化の兆し、これからの映画館の可能性がとらえられている。 監督は本作が初の長編となるクロアチア出身のアーティスト、ヴェリコ・ヴィダク。妻と生後8カ月の娘を連れてカルッキラに1年間滞在し、キノ・ライカ開館までの作業を手伝いながら、映画館の誕生にわき立つ人びとの声を拾いあげた。このドキュメンタリーの主人公はカルッキラの住人たち。そのなかにはキノ・ライカの共同経営者ミカ・ラッティ、『枯れ葉』のヌップ・コイヴ、サイモン・アル・バズーンに姉妹ポップデュオのマウステテュトット、『ラヴィ・ド・ボエーム』のエンディング曲「雪の降る町を」等を歌った篠原敏武、『コンパートメント No.6』のユホ・クオスマネン監督など、カウリスマキ組の俳優やスタッフも顔をのぞかせ、映画の思い出をユーモラスに語る。もちろんアキ・カウリスマキも登場し、さらにはカウリスマキの盟友ジム・ジャームッシュもとっておきの秘話を披露している。 『キノ・ライカ 小さな町の映画館』 [2023年/フランス・フィンランド/フィンランド語・英語・フランス語/2.00:1/5.1ch/81分] 監督・脚本・撮影・編集:ヴェリコ・ヴィダク 脚本:エマニュエル・フェルチェ 出演:アキ・カウリスマキ、ミカ・ラッティ、カルッキラの住人たち、ジム・ジャームッシュ、ヘッラ・ユルッポ、マウステテュトット、ヌップ・コイヴ、サイモン・アル・バズーン、ユホ・クオスマネン、エイミー・トービン 原題『CINEMA LAIKA』 配給:ユーロスペース [上映時間] [公式サイト] eurospace.co.jp/KinoLaika © 43eParallele Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 過去の上映作品 シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録 型破りな教室 ピックアップ記事 現在上映中の作品 視える【11/28~12/4】 現在上映中の作品 現在上映中の作品 マーク・アントニー【11/28~12/4】 現在上映中の作品 現在上映中の作品 佐藤さんと佐藤さん【11/28~12/18】 現在上映中の作品 関連記事一覧 過去の上映作品 田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版 過去の上映作品 さがす 過去の上映作品 犬と戦争 ウクライナで私が見たこと 過去の上映作品 枯れ葉 *3月のPICK UP MOVIE/3月のオープンダ... 過去の上映作品 ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ———ジャズが生ま... 過去の上映作品 『幾多の北』と三つの短編 過去の上映作品 没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭 過去の上映作品 リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界