王国(あるいはその家について)【3/1~7】*舞台挨拶あり

今後の上映作品
[上映日程]3/1~7(休映:3/4)
*3月3日(日)14時からの回の上映後、草野なつか監督と鈴木徳至プロデューサーによる舞台挨拶を実施致します

“ あの台風の日、あの子を川に落としたのは私です。”

英ガーディアン紙・英国映画協会〈BFI〉による年間ベスト作品に選出
世界の評論家を騒然とさせた虚構と現実の揺らぐ衝撃作、待望の劇場公開

[INTRODUCTION]
「演出による体優の身体の変化」に着目した本作は、脚本の読み合わせやりハーサルを、「優が役を獲得する過程=“役の声を獲得すること”と捉え、同場面の別パターンまたは別カットを繰り返す映像により表現する。ドキュメンタリーとフィクションで交互に語るその手法は脚本が持つ可能性をも反復し、友人や家族という身近なテーマを用いて人間の心情に迫ることに挑戦している。誰もが「王国」を作り上げると同時に、その支配からも逃れようとする。新たな映像言語でその試みの全貌を伝える綱渡りのような150分間。

[STORY]
出版社の仕事を休職中の亜希は、一人暮らしをしている東京から、1時間半の距離にある実家へ数日間帰省をすることにした。それは、小学校から大学までを一緒に過ごしてきた幼なじみの野土香の新居へ行くためでもあった。野土香は大学の先輩だった直人と結婚して子供を出産し、実家近くに建てた新居に住んでいた。その家は温度と湿度が心地よく適正に保たれていて、透明の膜が張られているようだった。まるで世間から隔離されているようだと亜希は思った。最初は人見知りをしていた野土香の娘・穂乃香は、亜希が遊びの相手をしているうちに彼女に懐いた。一方、野土香からはとても疲れているような印象を受けた。数日後、亜希は東京の自宅にいた。彼女は机に座り手紙を書いていた。夢中でペンを走らせ、やがて書き終えると声に出して読み始める。
「あの台風の日、あの子を川に落としたのは私です」
そして今、亜希は警察の取調室にいる。野土香との関係や彼女への執着、直人への憎悪について、亜希は他人事のように話し始めた。

『王国(あるいはその家について)』
[2018年/日本/スタンダード/150分]
出演:澁谷麻美、笠島智、足立智充、龍健太
監督:草野なつか
脚本:高橋知由
配給:コギトワークス

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