ニトラム/NITRAM 過去の上映作品 [上映日程]6/4~17(休映:6/6、13) “ 僕は、僕以外になりたかった。”彼は如何にして無差別殺人を最終手段に選んだのか。 [INTRODUCTION] 1996年4月28日日曜日。タスマニア島、ポート・アーサーで無差別銃乱射事件が発生。死者35人、負傷者15人。当時28歳の単独犯の動機が不明瞭であることも拍車をかけ、新時代のテロリズムの恐怖に全世界が騒然となった。 国内では未だ議論の絶えないこの事件を初映画化したのは、「現代オーストラリア最高の映画作家」と称される俊英ジャスティン・カーゼル。事件の〈真実〉に迫るため、映画は犯人の複雑なパーソナリティだけでなく、彼を取り巻く社会──家族、ローカルコミュニティ、医療、福祉、法制度、慣習──を多角的・重層的アングルからひとつずつ剥き出しにする。出来事に至るプロセスを緻密かつ繊細極まりない叙述で積み重ねてゆく、その真に倫理的な試みが高く評価され、豪アカデミー賞では主要8部門で最多受賞を果たした。 主人公を演じたのは、今ハリウッドで最も熱い視線を浴びる実力派スター、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。内面に巣食う孤独と劣等感、屈折した男性性を痛々しいまでのナイーブな演技で表現。カンヌ国際映画祭では7分間のスタンディングオベーションの賛嘆で迎え入れられ、見事主演男優賞を受賞した。 [STORY] 本作が描くのは、“ニトラム”と呼ばれた青年の〈生活〉と〈彷徨〉の日々。母は彼を「普通」の若者として人生を謳歌してほしいと願う一方、父は将来を案じ出来る限りのケアをしようと努めている。サーフィンに憧れている彼は、ボードを買うために庭の芝刈りの訪問営業を始める。そんなある日、ヘレンという女性と出会う……。 『ニトラム/NITRAM』 [2021年/オーストラリア/英語/1.55:1/112分] 監督:ジャスティン・カーゼル 出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジュディ・デイヴィス、エッシー・デイヴィス、ショーン・キーナンほか 原題:NITRAM 日本語字幕:金関いな 配給:セテラ・インターナショナル © 2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited 第74回カンヌ国際映画祭 主演男優賞受賞 第11回オーストラリア・アカデミー賞 最多8部門受賞 [上映時間] [公式サイト] cetera.co.jp/nitram Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 過去の上映作品 ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~ 【終了】「週末こども映画館」にご来場のお子様に映劇手帖をプレゼント! ピックアップ記事 現在上映中の作品 運命屋【11/29~12/5】*舞台挨拶あり/特別興行料金 現在上映中の作品 現在上映中の作品 ココでのはなし【11/29~12/12】*舞台挨拶あり/入場... 現在上映中の作品 現在上映中の作品 ベルナデット 最強のファーストレディ【11/22~12/5】 現在上映中の作品 関連記事一覧 過去の上映作品 四畳半タイムマシンブルース 過去の上映作品 シューマンズ バー ブック 過去の上映作品 エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命 過去の上映作品 盲目のメロディ ~インド式殺人狂騒曲~ 過去の上映作品 ロスト・イン・トランスレーション 過去の上映作品 二十六夜待ち 過去の上映作品 ルース・エドガー 過去の上映作品 手塚治虫 × 手塚眞 短編アニメ特集 *「週末こども映画館」...