オレの記念日

過去の上映作品

[上映日程]11/19~12/2(休映:11/21、26~28)
*11月19日(土)10時15分からの回の上映後、金聖雄監督による舞台挨拶を予定しています。

“ もう二度と、嘘の言葉で自分を汚さない ”

次々と降りかかる困難を言葉の力で超えていく、感動のドキュメンタリー

[INTRODUCTION]
冤罪により無期懲役判決を受けた20歳の若者が、
29年の獄中生活で悟った人生の意味とは──

20歳の時に布川事件で冤罪により殺人犯とされ、29年間を獄中で過ごした桜井昌司さん。2011年に無罪判決、そして2021年には勝てないと言われ続けた国家賠償裁判での完全勝利など、次々に人生を逆転させていく。2019年には末期ガンにより“余命1年”と宣告されるも、食事療法などを続け、すでに余命宣告から2年が過ぎた現在も精力的に全国を駆け巡る。

彼の「記念日」は今日も続く──

1967年10月10日
 夜風に金木犀は香って
  初めての手錠は冷たかった
     ―桜井昌司「記念日」より―

1967年10月10日の出来事から始まる詩。
桜井さんは、獄中にいた時から塀の外にいる父へ、母へ、そして自分自身へ向けて多くの詩を書きとめてきた。
冤罪により逮捕された日すらも「記念日」と呼び前に進み続ける桜井さんの姿は、閉塞感を抱えながら今を生きる私たちに大切なことを教えてくれる。

『獄友』の金聖雄監督最新作
監督は、『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』『袴田巖 夢の間の世の中』『獄友』を手がけた金聖雄。これまでも冤罪被害者たちの”人としての魅力”を伝え続けてきた。
12年間という長期に渡り桜井昌司さんを追った本作では、冤罪という不運を強さと優しさに変え、しなやかに生きる姿を丁寧に描き出す。

『オレの記念日』
[2022年/日本/104分]
監督:金聖雄
出演:桜井昌司
語り:小室等
企画・製作・配給:Kimoon Film

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