みんなのヴァカンス

過去の上映作品
[上映日程]9/24~10/7(休映:9/26、10/4)

女の子、もてない男、水遊び、サイクリング、嫉妬、諍い…。
勢いにまかせて夏を謳歌しようとする若者たちの姿を、『女っ気なし』『やさしい人』のギヨーム・ブラック監督が優しい眼差しで描いた青春映画。
南フランスのきらびやかな風景の中、不器用で愛おしいヴァカンスが、静かに映し出されていく。

[INTRODUCTION]
映画『みんなのヴァカンス』は、『7月の物語』(17)に続いて、ギヨーム・ブラック監督がフランス国立高等演劇学校の 学生たちと制作した。俳優は長篇映画に出演するのがはじめての学生たちで、スタッフもできるだけ若い人、長編映画に 参加したことが少ない人を揃えた。製作にフランス・ドイツ共同出資のテレビ局であるアルテが加わっており、テレビ放 映用に企画された作品であったが、その高いクオリティーが評価され、第 70 回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出、 国際映画批評家連盟賞特別賞を受賞し、2021 年にはフランスで劇場公開された。
ロケ地はパリからおよそ 600km 南に離れたドローム県の小さな町ディー。撮影スタッフは 12 人という少人数で、撮影中 に町の住人に追い払われることなく、町中を俳優たちと歩いて移動して撮影された。脚本は物語の大筋のみにとどめ、つ ねにその時の光の変化や撮影現場の雰囲気を作品に取り込めるように、撮影での即興の余地を残したという。

[STORY]
夏の夜、セーヌ川のほとりで、フェリックスはアルマに恋をする。夢のような時間を過ごすが、翌朝、アルマは家族と共にヴァカンスへ旅立ってしまう。フェリックスは、親友のシェリフ、相乗りアプリで知り合ったエドゥアールを道連れ に、アルマを追って南フランスの田舎町ディーに乗りこんでいく。自分勝手で不器用なフェリックスと、生真面目なエド ゥアール、その仲を取り持つ気の優しいシェリフ。サイクリング、水遊び、恋人たちのささやき。出会いとすれちがい、友情の芽生え…。3人のヴァカンスも、みんなの ヴァカンスも、まだはじまったばかり──。

『みんなのヴァカンス』
[2020年/フランス/フランス語/1.66:1/5.1ch/100分]
出演:エリック・ナンチュアング、サリフ・シセ、エドゥアール・シュルピス、アスマ・メサウデンヌ、アナ・ブラゴジェヴィッチ、イリナ・ブラック・ラペルーザ
監督:ギヨーム・ブラック
脚本:ギヨーム・ブラック、カトリーヌ・パイエ
原題:À l’abordage
配給:エタンチェ
©2020 – Geko Films – ARTE France

[上映時間]

[来場者特典]
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[公式サイト]
minna-vacances.com

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