バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語【12/5~】

今後の上映作品
[上映日程]2025年12月5日(金) 〜 *休映:

“ 伝統を彫り、時代を摺る ”

浮世絵を現代まで受け継ぐ「アダチ版画研究所」
令和の“浮世絵版画”に挑戦する職人たちの仕事ぶりを追うドキュメンタリー

[INTRODUCTION]
監督は『≒草間彌生 わたし大好き』(08)、『氷の花火 山口小夜子』(15)、『掘る女 縄文人の落とし物』(22)の松本貴子。ロッカクの指先から生まれる色の重なりや、草間の迷いのない筆使いを超クローズアップで撮影した創作風景はアートファン必見だろう。NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の時代では男性中心だった世界に若い女性職人が増え、地方在住でも子育て中でも摺師の仕事は両立可能という現実も教えてくれる。

[STORY]
江戸時代に隆盛を極め、ゴッホなどの印象派にも影響を与えた浮世絵版画。令和の今、江戸の美意識と技術を継承するアダチ版画研究所が、“現代の浮世絵”を創造するプロジェクトに挑戦した。絵師は草間彌生、ロッカクアヤコ、ニック・ウォーカー、アントニー・ゴームリーなど、世界的アーティストの38名。およそ5年かけて86作品を制作し、2025年春に東京国立博物館で開催される「浮世絵現代」で発表することを目指す。古典的な浮世絵とは違う世界観と多様な表現にたじろぐ若き彫師と摺師たちは、絵師の鋭い指摘に苦悩しながらも、職人としての矜持から粘り強く原画の美を掬い上げていく。カメラは浮世絵の新たな世界を模索し、殻を破る職人たちを追う。

『バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語』
[2025年/日本/16:9/109分]G
監督:松本貴子
出演:草間彌生、ロッカクアヤコ、アントニー・ゴームリー、ニック・ウォーカー、李禹煥、ほか
配給:Stranger
©️2025「バレンと小刀」製作委員会

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
baren-kogatana.jp

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