特集上映「身体、声、記憶を通して世界を再構築する女性たち」開催のお知らせ
闘う前衛アートから、愛おしい日常へ。
カメラは彼女たちの熱を記録し、記憶を次世代へ編み継ぐ。
「表現する」とは、どういうことだろうか。
今からおよそ半世紀前、社会の抑圧や既存の芸術のルールに抗うように、自らの「身体」と「声」を武器に新しい表現を切り拓いた女性たちがいました。美術界でタブーに挑んだ者、ハリウッドのシステムに異を唱えた者、そして身体の限界を超えようとした者。彼女たちの闘い(前衛芸術・パフォーマンスアート)は、今も色褪せることのない強烈なエネルギーを放っています。
本特集では、そんな常識を打ち破った偉大なアーティストたちの記録から幕を開けます。しかし、私たちの旅はそこでは終わりません。
表現の熱狂と闘いの果てにたどり着くのは、私たちが日々を生きる「生活」であり、土や手仕事への慈しみであり、名もなき人々の「記憶」です。
前衛アートの巨星たちから始まり、社会を見つめる力強い眼差しを経て、スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンや現代を生きる祖母たちの温かな記憶へと至る4週間。
カメラを通して世代を超えて編み継がれる、女性たちの「生きる力」の軌跡。
芸術の秋、上田映劇のスクリーンで、その壮大なグラデーションをぜひ体感してください。
[会期]
2026年9月18日(金)〜10月15日(木)
[上映作品]
全12プログラム・13作品
【第1週】『カニングハム』『ある日、ピナは尋ねた…』+『ピンク・シュレンマー』『ナム・ジュン・パイク 月は最古のTV』
【第2週】『ブレイキング・ザ・フレーム』『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』『まさゆめ』
【第3週】『美しく、黙りなさい』『ザ・ゴールドディガーズ』『ナイトシフト』『星の時』
【第4週】『リサ・ラーソンがいた時間』『A Window of Memories』
[上映時間]
*準備中
[イベント]
・9月18日(金) オープニングイベント/ゲスト:藤原佳奈さん(演劇家)
・(日程調整中)吉開菜央さん(『まさゆめ』監督)× 草野なつかさん(映画監督/『王国』等)アフタートーク
・(日程調整中)清原惟さん(『A Window of Memories』監督)舞台挨拶
*新規イベントが決定次第随時追加していきます
【第1週】9月18日(金)〜:空間と身体の革命
20世紀の芸術概念を根本から破壊した「前衛芸術の巨星たち」から幕を開けます。言葉ではなく、空間と身体の躍動で世界を驚愕させたアヴァンギャルドの熱量を全身で浴びる、圧倒的な1週間。

「パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭」Program A
『カニングハム』Cunningham
[2019年/ドイツ・フランス・アメリカ/16:9/カラー/93分]
監督・脚本・編集:アラ・コフガン
撮影:ムコ・マルハシアン
音楽:フォルカー・ベルテルマン
出演:マース・カニングハム、キャロリン・ブラウン、ジョン・ケージ、アシュリー・チェン、ロバート・ラウシェンバーグ
ダンスの概念を根本から再定義した革命家マース・カニングハム。「音楽と振付は独立して存在する」という画期的な哲学や、偶然性を振付に取り入れる手法などにより、ダンスの新領域を切り開くパフォーマンスで世界に衝撃を与えてきた。本作は彼の生誕100周年を記念し、活動の軌跡を追ったドキュメンタリー。未公開のアーカイブ映像を通して、彼の哲学や肉声に触れ、生涯のパートナーであった前衛音楽の巨人ジョン・ケージや、ロバート・ラウシェンバーグ、アンディ・ウォーホルら20世紀を代表する芸術家たちとの協働の裏側に迫る。そして、無名だった1942年から名声を確立する1972年までの30年間に生み出された14の代表作を現代のダンサーたちが再演。ビルの屋上や深い森の中など、規格外のロケーションで、空間と身体が躍動する。
公式サイト:paff

「パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭」Program C
『ある日、ピナは尋ねた…』〈2Kレストア版〉Un jour Pina a demandé…
[1983年/フランス・ベルギー・ドイツ/スタンダード/カラー/58分]
監督:シャンタル・アケルマン
撮影:リュック・ベナムー、バベット・マンゴルト
編集:ドミニク・フォルジュ、パトリック・ミモーニ
出演:ピナ・バウシュ、シャンタル・アケルマン
©INA
ドイツ表現主義舞踏の流れを汲み、ダンスと演劇を融合した“タンツテアター”を現代に確立した、コンテンポラリー・ダンスの巨匠ピナ・バウシュ。本作は、映画史に名を刻む名匠シャンタル・アケルマンが、バウシュ率いるヴッパタール舞踊団の欧州ツアーに同行して作り上げたドキュメンタリー。説明的な手法を最小限に抑え、アケルマンの特徴である静謐な固定カメラと長回しを中心に構成。『コンタクトホーフ』や『カーネーション』といったバウシュの代表作の断片とともに、リハーサル時のダンサーの身体の躍動や息遣いや、舞台裏の何気ない時間が切り取られている。タイトルの『Un jour Pina a demandé…(ある日、ピナは尋ねた…)』は、バウシュがダンサーに個人的な質問や課題を与え、そこから動きを引き出していく独自の振付手法に由来する。
公式サイト:paff

「パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭」Program C
『ピンク・シュレンマー』Pink Schlemmer
[2025年/カナダ/カラー/12分]
監督・撮影・編集・アニメーション:オリバー・フサイン
出演:タンヴィール・アラム
©Oliver Husain
2024年、トロントのゲーテ・インスティトゥートの保管庫から『マン・アンド・マスク:オスカー・シュレンマーとバウハウスの舞台』の古いプリントが発見された。1969年に制作されたこの作品は、1925年頃にバウハウスでオスカー・シュレンマーが試みた前衛的な舞台・ダンス作品を再現し映像として記録した作品で、フィルムは経年劣化で鮮やかなピンクとマゼンタに染まっていた。本作はこの華やかな色調を手がかりとし、パフォーマンス・アートの源流の一つとして位置付けられるバウハウスの舞台工房を率いたシュレンマーのダンス、舞台表現、思想、そしてその影響を再解釈する。
公式サイト:paff

「パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭」Program D
『ナム・ジュン・パイク 月は最古のTV』Nam June Paik: Moon Is the Oldest TV
[2023年/アメリカ/16:9/カラー/110分]
監督:アマンダ・キム
撮影:ネルソン・ウォーカー
編集:タリン・グールド
テーマ音楽:坂本龍一
出演:ナム・ジュン・パイク、スティーヴン・ユァン(朗読)、ジョン・ケージ、ヨーゼフ・ボイス、シャーロット・モーマン、マリーナ・アブラモヴィッチ、久保田成子
©NamJune LLC ©Courtesy Lorenzo Bianda ©WDR
“ビデオ・アートの父”と称されるナム・ジュン・パイク。彼はアートとテクノロジーの境界を破壊し、インターネット普及のはるか前にデジタル社会の到来を予見した。本作は、彼のパフォーマンス映像や手記(俳優スティーヴン・ユァンの朗読)などの膨大なアーカイブを紐解きながら、韓国から日本、ドイツ、アメリカへと渡り歩いたその生涯と、先駆的な活動やビジョンに迫る。彼が生み出した人々の想像を超えるアートがいかにして当時の大衆文化と交差したかが描かれるとともに、彼の人生を変えたジョン・ケージとの出会い、ヨーゼフ・ボイスやシャーロット・モーマンらとの過激なコラボレーションなど、フルクサスをはじめとした60年代から70年代にかけてのパフォーマンス・アートのムーブメントとの深い関わりも描かれる。
公式サイト:paff
【第2週】9月25日(金)〜:闘う身体と声
歴史的革命から、女性自身の「内なる身体と声の解放」へ。男性優位の美術・音楽界で孤軍奮闘した先駆者たちと、現代日本で自らの呼吸と食を取り戻そうとする映像作家。ヒリヒリとするような闘いと再生の記録。

「パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭」Program B
『ブレイキング・ザ・フレーム』Breaking the Frame
[2012年/カナダ/16:9/カラー/101分]
監督・脚本・撮影:マリエル・ニトスラウスカ
編集:モニーク・ダルトン
出演:キャロリー・シュニーマン、ジェームズ・テニー
©Marielle Nitoslawska
パフォーマンス・アートやフェミニズム・アートの先駆者として50年以上にわたり活動し、現代の身体芸術やジェンダー表現に多大な影響を与えたキャロリー・シュニーマン。本作は、その生涯と芸術世界を実験的アプローチで描いたポートレート・ドキュメンタリー。抽象画家としてキャリアを開始した彼女は、やがて自らの身体を素材として用い、1975年にフェミニズム・アートにおける極めて重要で過激なパフォーマンス≪Interior Scroll(体内の巻物)≫を発表。女性への身体的抑圧に抵抗した作品群は、男性優位の美術界で女性のセクシュアリティや肉体性を生々しく提示し、世間に大きな衝撃を与えた。タブーに挑み続けたシュニーマンが感じた孤独や怒り、作品への情熱が、彼女の作品記録や絵日記、そして語る言葉によって浮き彫りになる。
公式サイト:paff

『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』Monk in Pieces
[2025年/アメリカ・ドイツ・フランス/16:9/95分]
監督:ビリー・シェバー、デヴィッド・C・ロバーツ
出演:メレディス・モンク、ビョーク、デヴィッド・バーン ほか
配給:ユーロスペース
©110th Street Films
ニューヨーク、トライベッカのロフトで亀と暮らす、三つ編みがトレードマークの女性メレディス・モンク。1942年11月20日に生まれニューヨークで育った彼女は、作曲家・歌手・演出家・振付家、そしてさまざまな音楽劇や映画、インスタレーションを手がけるパフォーマンスアーティストとして活躍し、多くのミュージシャンに影響を与えてきた。現代における芸術表現のパイオニアである彼女は、3オクターブ以上の声域の声を「楽器」ととらえ、ジャンルを超越したオリジナルな表現を追求し続けている。
映画では、メレディス・モンクの舞台やパフォーマンスを記録した豊富なアーカイブ映像に、モンクを敬愛するビョークやデビッド・バーンらのインタビュー映像を織り交ぜながら、彼女の60年にわたる活動の断片をコンセプトアルバムのようにつなぎ合わせ、その独創的な表現と人生を描く。1960年代の男性優位の社会で活動を始め、ときに批評家からの冷笑にさらされながらも自身の道を歩み続けた彼女の、強くしなやかでチャーミングな人物像を浮かび上がらせていく。
公式サイト:mm-dancingvoice.com

『まさゆめ』
[2026年/日本/5.1ch/110分]G
監督・出演・編集:吉開菜央
配給:ホワイトレオターズ/配給協⼒・宣伝:ブライトホース・フィルム
© WHITE LEOTARDS
吉開菜央は34歳の時、⼼と体のバランスを崩し、そして続くように、⺟を突然亡くしてしまう。その後、訪れた禅寺で「意識が作り出す感情はすべて夢である」と教わり、⾷べることや呼吸といった⾝体の根源に⽴ち返ってゆく。また、野⼝三千三(のぐち・みちぞう)によって創始された野⼝体操の思想にも影響を受け、⾝体を「液体を含んだ⽪膚の袋」=「⾁袋」として理解し、⽣きることを捉え直してゆく。誰しもに訪れる親の死と、⾃⾝の病。⼈⽣の⼤きな通過点に突然直⾯したことをきっかけに、吉開は、⽇常に起こる⼩さな喜びや驚きを拾い集めてゆく。
公式サイト:masayume
【第3週】10月2日(金)〜:見つめ返す眼差し
視点はアートから「映画と社会」へ。「見られる側」であった女性たちが、自らカメラの「見る側」に回り、社会のシステムや押し付けられた偶像(イメージ)を解体していく。映画史における極めて重要なシスターフッドの連帯。

『美しく、黙りなさい』Sois belle et tais-toi !
[1976年/フランス/白黒/112分]G
監督・インタビュアー:デルフィーヌ・セリッグ
出演:ジェーン・フォンダ、シャーリー・マクレーン、ジュリエット・ベルト、アンヌ・ヴィアゼムスキー、マリア・シュナイダー、エレン・バースティン、ルイーズ・フレッチャー、バーバラ・スティール、ジル・クレイバーグ他
提供・配給:ムヴィオラ
©Sois belle et tais-toi ! / Delphine Seyrig, 1976 / Centre audiovisuel Simone de Beauvoir
伝説的女優デルフィーヌ・セリッグが、シャンタル・アケルマン監督作『ジャンヌ・ディエルマン』への出演をきっかけに自ら制作に着手した、映画とジェンダーを語る歴史的重要作。 1976年の完成から50年を記念して日本劇場公開!
登場するのは、ジェーン・フォンダ、シャーリー・マクレーン、ジュリエット・ベルト、アンヌ・ヴィアゼムスキー、マリア・シュナイダーらハリウッドとパリで活躍する23人の女優たち。女優がジェンダーについて語ることにリスクのあった時代。この映像には彼女たちの勇気も映っています。
デルフィーヌは、彼女たちに2つの質問を用意しました。女優たちが質問に答え、脱線し、繰り返すことで浮き上がる現実。率直に親密に、時にユーモラスに、デルフィーヌは彼女たちそれぞれの思いを引き出します。そこから見えてくるのは「50年で変わったこと」/「50年たっても変わらないこと」。 あなたはどう感じますか?
公式サイト:sbett

『ザ・ゴールドディガーズ』The Gold Diggers
[1983年/イギリス/1.78:1/モノクロ/89分]
監督:サリー・ポッター
撮影:バベット・マンゴルト
出演:ジュリー・クリスティ、コレット・ラフォン、ヒラリー・ウェストレイク、デヴィッド・ゲイル、ジャッキー・ランズリー、ロル・コックスヒルほか
配給:プンクテ
© 1983 Sally Potter, Rose English, Lindsay Cooper
ロンドン中心部「シティ」の銀行でデータ入力係として働く黒人のフランス人女性セレステ(コレット・ラフォン)。「数字を移動するだけ」の労働の空虚さに疑念を抱き、やがて「金(カネ)」と「権力」の関係に強い関心を抱くようになる。一方、「スター女優」のルビー(ジュリー・クリスティ)は、自らの幼少期の記憶と覆い隠された自分自身の歴史を辿り、「偶像」としての自分を客観的に見つめ直す。迫りくる非人格的で官僚主義的な男たちと、規制と規則によって張り詰めた不条理な空間。二人は出会い、言葉を交わし、やがて予感する。男性の経済的覇権争いと「神秘的でいて無力で美しい」という紋切り型の女性像とのあいだに、何らかの結びつきがあるのではないかと感じ始める。
公式サイト:goldnight-london

『ナイトシフト』Nightshift
[1981年/イギリス/1.33:1/カラー/68分]
監督:ロビーナ・ローズ
出演:ジョーダン、ジム・アダムス、アン・リース=モッグ、マイク・レッサー、バーブ・ジュンガー、マックス・ハンドリー、ヒースコート・ウィリアムズなど
配給:プンクテ
© Cinenova
ロンドン・ノッティングヒルにあるポートベロー・ホテル。夜勤の受付係はルーティンワークをこなしながら、静かに風変わりな宿泊客たちを見つめる。ライブを終えたバンドマンたち、おちぶれた伯爵夫人、夜通しポーカーに興じる男たち…。まるで幻燈のような光景が映し出され、睡眠と覚醒の間、ホテルは幽霊が彷徨うような境界的な空間へと化していく。
公式サイト:goldnight-london

『星の時 4K』A Hora da Estrela
[1985年/ブラジル/1:1.43/ステレオ/96分]
監督:スザーナ・アマラウ
出演:マルセリア・カルタッショ、フェルナンダ・モンテネグロ
原作:クラリッセ・リスペクトル
配給:alfazebet
「わたしはタイピストで、処⼥で、コーラとホットドッグが好き」。ブラジル北東部の貧しい地からサンパウロにやってきたマカベーアは、⾝寄りもなく、読み書きもままならず、世間知らず。安⽉給で暮らし、3⼈の⼥たちと粗末な下宿を共有している。⾃⾝の貧困や境遇に無⾃覚で、恋にあこがれ、映画スターを夢⾒る彼⼥は、ある⽇占い師から「あなたの⼈⽣は変わる」と告げられる。だが、その「運命の瞬間」は思いがけない形で訪れる……。
公式サイト:hoshinotoki
【第4週】10月9日(金)〜:記憶と手しごとの継承
怒涛のアートと闘争を経て、最終週は「生活・手仕事・個人の記憶」という親密な場所へ着地します。孫娘である女性監督たちが、愛する祖母の人生の記憶をカメラとマイクで記録し、次世代へ手渡す。温かな涙と深い余韻に包まれるフィナーレ。

『リサ・ラーソンがいた時間』Memories In Clay:A Film About Lisa Larson
[2025年/スウェーデン/スウェーデン語/1.85:1/5.1ch/94分]G
監督・撮影:エミリア・エクマン・ラーソン
出演:リサ・ラーソン、グンナル・ラーソン、マティアス・ラーソン、エミリア・エクマン・ラーソン、フランコ・ニコロシ
配給:ミモザフィルムズ
© 2025 Kamlert Film AB, Film i Skåne AB, Sveriges Television AB
北欧・スウェーデンを代表する人気陶芸家、リサ・ラーソン。70年以上にわたり、北欧の“かわいい”を生み出した彼女の創作人生と知られざる素顔、そして2024年に亡くなるまでの最期の日々とは──。祖母に憧れ、芸術家としての道を模索し始めたばかりの孫であり、映画監督のエミリア・エクマン・ラーソンが晩年のリサ・ラーソンの姿を見つめた、もっとも親密でやさしいドキュメンタリー。
公式サイト:lisalarson

『A Window of Memories』
[2023年/日本/16:9/67分]G
監督・編集:清原惟
出演:砂⼦旭⼦、清原磋智⼦、⼩⼭薫⼦、坂藤加菜
テキスト:砂⼦旭⼦、清原磋智⼦、清原惟
配給・宣伝:amieee
©Yui Kiyohara
「私が聞かなかったら、この話はどこに行くんだろう」ふとした時に聞いた祖母の若い頃の話に心動かされた監督は、母方と父方、それぞれの祖母から人生の話を聞こうと思いたつ。家族、戦争、仕事、結婚、飼い犬、友だち——同世代である二人の祖母の、交差しながらもまったく違う世界を、祖母たちと共に文字に起こしていった。そうやって編まれた物語を、二人の俳優が一日をかけて朗読する。やがて世界にたったひとつの物語が、見ている私たちの記憶に連なっていく。知らないはずの記憶があなたやわたしと呼び合い、こだまする。『わたしたちの家』『すべての夜を思いだす』で世界の映画祭から注目されてきた清原惟監督が、はじめてドキュメンタリー的手法で取り組んだ〈聞き書き映画〉。愛知芸術文化センター・愛知県美術館のオリジナル映像作品として制作され、山形国際ドキュメンタリー映画祭2025 インターナショナル・コンペティションで選出された。
公式サイト:awindowofmemories.com
ゲストプロフィール
*準備中
