ヴィットリア 抱きしめて【5/8~】

今後の上映作品
[上映日程]2026年5月8日(金) ~ *休映:5/12、ほか

“ あの子に逢いに行く ”

ナポリ南部の街を舞台に、養子縁組に取り組む一家の大きな決断を描く実話。

[INTRODUCTION]
イタリア・ナポリ南部に暮らすジャスミンとリーノの夫婦が、新しい家族を国際養子縁組で迎え入れた実話を自由に翻案した『ヴィットリア 抱きしめて』。映画界の巨匠、ナンニ・モレッティがプロデューサーを務めていることでも注目の本作は、養子縁組に取り組む親側が体験するプロセスや葛藤、そして決断をストーリーに組み込み、ヴェネツィア国際映画祭で最優秀イタリア映画賞を受賞したほか、世界各国で作品賞や脚本賞を受賞するなど、高い評価を得ている。
監督はドキュメンタリー作家のアレッサンドロ・カッシゴリと、ジャーナリストとしてキャリアを積んだケイシー・カウフマンの二人。数本のドキュメンタリー映画を共同制作した後、最初のドラマ映画『カリフォルニエ』(2021)はヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映されたほか、東京国際映画祭コンペティション部門にも選出、ベストフィルムにノミネートされた。本作が、日本で最初の劇場公開作品となる。
舞台となる街トッレ・アンヌンツィアータの人々の「暮し」を鮮やかに記録しながら、カッシゴリとカウフマンのジャーナリスト精神も存分に発揮されている。イタリア国内の養子縁組は、親の年齢が20歳から45歳までという制限があり、三親等以内の家族・親戚全員の同意が必要など、非常にハードルが高い。劇中でも、費用や待機期間の目安を伝えられてジャスミンの心が折れそうになる場面がある。そして国際養子縁組という方法もあることや、養子となる子どもたちが厳しい環境に置かれていることも過不足なく描写されている。
驚くべきは、ジャスミンとリーノをはじめとする主要キャラクターを、俳優ではなく本人自身が演じていること。その堂々とした演技とカメラ映えする存在感は際立ち、演じることで改めて家族の問題に向き合っていく二重構造にもなっている。

[STORY]
イタリア・ナポリ南部でヘアサロンを営むジャスミンは、夫と3人の息子に囲まれ、満ち足りた人生を送っていた。しかし40歳を迎えた頃、父の死をきっかけに異変が起きる。金髪の少女を父から託される夢を繰り返し見るようになり、「自分の人生には娘が必要だ」という想いに囚われるようになる。ジャスミンは娘を迎えるために養子縁組を決意するが、イタリアの養子縁組はハードルが高く、性別も選べない。さらに夫と息子の反発で家族が疲弊していく中、一家は大きな決断を迫られる──。

『ヴィットリア 抱きしめて』
[2024年/イタリア/イタリア語/ヴィスタ/カラー/5.1ch/84分]
監督・脚本:アレッサンドロ・カッシゴリ、ケイシー・カウフマン
出演:マリレーナ・アマート、ジェンナーロ・スカーリカ、ヴィンチェンツィオ・スカーリカ、アンナ・アマート、ニーナ・ロレンツァ・チャーノ
原題:VITTORIA
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
©2024 Zoe Films, Sacher Film, Scarabeo Entertainment, Ladoc

[公式サイト]
vittoria

[上映時間]
*準備中

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