海辺の一日 4Kレストア 過去の上映作品 [上映日程]2026年9月18日(金) 〜 23日(水祝) まるで世界が僕の傍で甦るかのようだ———エドワード・ヤン、その原点。エドワード・ヤンのビッグ・バン。始まりにもかかわらず、まるで「これが最後」かのような衝迫すら感じる。既にすべてがここにある。やつれてなお、生気を漲らせるシルヴィア・チャンの表情と、髪が、何より心に残る。———濱口竜介(映画監督) [INTRODUCTION] 1983年に発表された『海辺の一日』は、エドワード・ヤンの初の劇場用長編映画であり、同時に撮影監督クリストファー・ドイルの長編デビュー作としても知られる記念碑的作品である。このデビュー作でヤンは、のちの『恐怖分子』『牯嶺街少年殺人事件』『ヤンヤン 夏の想い出』へと連なる主題――都市の変貌、世代間の断絶、家族の軋み、そして個人の記憶が現在をどう規定するか――を、すでに鮮やかに提示した。 本作が特異なのは、ひとりの女性の意識と記憶の流れに沿って、過去が波のように立ち返ってくる点にある。現在と過去、複数の視点、そして語られなかった感情を精密に編み込みながら、ヤンは一人の女性の人生を通して、急速に近代化していく台湾社会のひずみを浮かび上がらせる。台湾ニューシネマの胎動を告げたこのデビュー作には、後年のヤン映画を決定づける時間感覚と感情の強度が、すでに刻まれている。 [STORY] 佳莉(ジャーリィ/シルヴィア・チャン)は、伝統的な価値観のもとで育ち、父の支配に従えず恋人・徳偉(ドゥウェイ/デヴィッド・マオ)との結婚を選んで家を出る。 だが、その結婚生活は次第に理想とかけ離れたものとなっていく。 兄・佳森(ジャーセン/ミンシ・アン・ツォー)の元恋人である蔚青(ウェイチン/フー・インモン)は、オーストリアから帰国した才能あるピアニストとして活躍していた。 ある日、佳莉は警察に呼び出され、海辺へ向かうことになる。 そこで彼女は、夫との歳月と、自分が選んできた人生をあらためて見つめ直していく。 『海辺の一日 4Kレストア』 [1983年/台湾/ビスタ/167分]G 監督:エドワード・ヤン 脚本:エドワード・ヤン、ウー・ニェンツェン 撮影:クリストファー・ドイル、チャン・ホイゴン 編集:リャオ・チンソン 録音:ドゥ・ドゥチー 出演:シルヴィア・チャン、フー・インモン、マオ・シュエウェイほか 配給:TWIN 配給宣伝:グッチーズ・フリースクール © 2010, 2024 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved. [公式サイト] the-day-on-the-beach-4k.com [上映時間] Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 過去の上映作品 カウント・ベイシー ユースフル・ゴースト ピックアップ記事 現在上映中の作品 さとこはいつも【10/9〜終映日未定】*うえだ子どもシネマク... 現在上映中の作品 現在上映中の作品 本当にあった話(の話)【10/30~11/12】 現在上映中の作品 現在上映中の作品 影を売る女【10/16~11/12】 現在上映中の作品 関連記事一覧 過去の上映作品 濱口竜介監督特集上映《映画と、からだと、あと何か》 過去の上映作品 パッフィン・ロック(吹替版) *「週末こども映画館」9月の選... 過去の上映作品 私はいったい、何と闘っているのか 過去の上映作品 マーティン・エデン 過去の上映作品 チャールズ・チャップリン 監督作セレクション 過去の上映作品 ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ 過去の上映作品 光る鯨 過去の上映作品 フジコ・ヘミングの時間