チリの闘い:武器なき民の抵抗 2Kレストア版【12/26~28】

今後の上映作品
[上映日程]2025年12月26日(金) 〜 28日(日)

軍事クーデター
それは、CIAの筋書きだった

「史上最高のドキュメンタリー」と名高いアジェンデ政権末期を記録した超大作

[INTRODUCTION]
パトリシオ・グスマン監督による歴史的ドキュメンタリー三部作。1970年から1973年にかけてのサルバドール・アジェンデ率いるチリ人民連合(Unidad Popular)政権の最後の数か月間を克明に記録している。社会が分断され、内戦寸前の危機に瀕したチリの様子を、議会での激しい討論から街頭デモ、軍による産業施設への襲撃、そして大規模な政治集会まで、まるでその場にいるかのような臨場感で描き出す。カンヌ国際映画祭をはじめ世界各国で上映され、数多くの映画祭でグランプリを受賞。ドキュメンタリー映画の古典として、また歴史映画の傑作として高い評価を得ている。この作品は、人々の情熱、希望、そして記憶が交錯する社会の記録であり、グスマン監督が「国にドキュメンタリーがないことは、家族に写真アルバムがないようなものだ」と語るように、チリの歴史と記憶を未来へ伝える重要な役割を果たしている。

[STORY]
第1部:『ブルジョアジーの叛乱』(La Insurrección de la Burguesía) 1975(96分)
1973年3月の議会選挙で左派が予想外の勝利を収めた後、右派勢力の反発が激化していく様子を描く。議会での民主主義的な手段ではアジェンデ政権の社会主義政策を止められないと悟った右派は、選挙から街頭闘争へと戦術を転換。数か月にわたって右派による政府弱体化のための多様で暴力的な戦略が繰り広げられ、社会が分断されていく過程がリアルに記録されている。

第2部:『クーデター』(El Golpe de Estado) 1977(88分)
1973年6月29日に発生した軍によるクーデター未遂事件から始まる。この事件は政府支持派の軍によって鎮圧されるが、最終的な軍による権力奪取が時間の問題であることを誰もが意識し始める。左派内部では戦略を巡る分裂が進み、一方で右派は着々と軍による権力掌握の準備を進める。映画はクーデター本番、アジェンデ大統領の最後のラジオメッセージ、大統領官邸への軍の攻撃、そして新軍事政権のテレビ放送など、歴史的な瞬間を克明に記録している。

第3部:『民衆の力』(El Poder Popular) 1979(79分)
一般労働者や農民たちが、工場や農場の占拠、運営、食料配給、闇市商人への対抗、地域社会サービスの組織化などを行う「民衆の力」を各地で生み出していく過程を描く。これらは当初、アジェンデ政権に反対する工場主や職能団体によるストライキやロックアウトへの対抗策であったが、次第に政府に対して右派へのより断固とした行動を求めるソビエト型の組織へと発展していく。

『チリの闘い 武器なき民の抵抗』2Kレストア版
[1975-1978年/チリ・フランス・キューバ/フランス語・スペイン語/1:1.85/モノクロ/5.1ch/276分(3部構成)]
製作・監督・脚本:パトリシオ・グスマン
原題:LA BATALLA DE CHILE La Lucha de un Pueblo sin Armas/英題:The battle of Chile
配給・宣伝:アップリンク
© 1975, 1976, 1978 Patricio Guzmán/2K restoration and digitization with the support of the CNC (French National Centre of Cinema) /

★1975年グルノーブルドキュメンタリー映画祭 グランプリ 受賞
★1975・76年カンヌ国際映画祭「監督週間」部門
★1979年ハバナ新ラテンアメリカ映画祭 グランプリ 受賞

[上映時間]
*準備中

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