父を探して【10/3~25】*「週末こども映画館」第3回選定作品

今後の上映作品
[上映日程]10/3~25 *10月の週末限定上映 | 毎回9時30分から上映予定

“ ひとりで歩き出す ほんとうの世界。”

父を探す旅は、やがて祖国ブラジルと、生きることの意味を問う旅へ──
それは繊細な心と、夢と希望を込めた色彩が織りなす、人生の万華鏡

[解説]
本作は、ブラジル・インディペンデント・アニメーション界の新鋭アレ・アブレウ監督による長編アニメーションです。出稼ぎに出た父親を探しに、少年が広大な世界を旅するこの作品は、2014年のアヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル(最高賞)と観客賞を同時受賞という快挙を達成。これまでに44の映画賞を獲得しています。アカデミー賞長編アニメーション部門でも、スタジオジブリ『思い出のマーニー』やピクサーの『インサイド・ヘッド』、アードマン『ひつじのショーン』ら有名スタジオ制作の作品に混じって、南米勢としては初めて最終候補にノミネートされました。クレヨン・色鉛筆・切り絵・油絵具などを自在に使い分けた筆づかいは、まるで絵本に魔法がかけられたかのようで、自然な質感と滑らかなアクションが見るものを驚嘆させます。また、高畑勲監督と宮崎駿監督にも影響を受けたと語るアブレウ監督は、多彩な動きや色で子どもを魅了するだけでなく、社会・政治・環境・経済といった大人の問題をテーマに掲げました。70年代〜80年代にかけて長い独裁政権を経験し、近年では経済成長が著しいものの、様々な矛盾が噴出するブラジル。本作はそのブラジルの歴史でもあり、現在の世界の縮図でもあります。さらに、それらすべてが比類のない芸術性と観察眼によって、一切のセリフもテロップも必要とせずに描かれている点で、言語の壁を超えた表現として世界的に高い評価を受けています。

[あらすじ]
親子三人で幸せな生活を送っていた少年とその両親。しかし、父親は出稼ぎにでるため、ある日突然、列車に乗ってどこかに旅立ってしまった。少年は決意する。「お父さんを見つけて、家に連れて帰るのだ」と。未知の世界へと旅立つ少年を待ち受けるのは、過酷な労働が強いられる農村や、きらびやかだが虚飾に満ちた暮らしがはびこり、独裁政権が戦争を画策する国際都市。それでも、少年は旅先で出会う様々な人々との交流と、かつて父親がフルートで奏でた楽しいメロディの記憶を頼りに、前へ前へと進んで行く──。

『父を探して』
[2013年/ブラジル/80分]
監督:アレ・アブレウ
音楽:ナナ・ヴァスコンセロスほか
後援:駐日ブラジル大使館
配給:ニューディアー
配給協力・宣伝:プレイタイム

文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞受賞
第88回アカデミー賞 長編アニメーション部門 ノミネート
2014年アヌシー国際アニメーション映画祭 長編アニメーション部門クリスタル賞(最高賞)&観客賞 ダブル受賞

◎公式サイト:newdeer.net/sagashite

「週末こども映画館」とは…
中学生までの年代の子どもたちを対象とした上映企画です。この年代のうちに鑑賞して欲しい世界の名作映画を新旧問わず選定し、月に1本、週末限定で上映する映劇オリジナルのプログラム。週末の午前中を子どもたちのために解放し、好奇心旺盛な元気いっぱいのこどもたちと、優れた映像作品との幸福な出合いの場をつくります。大人の皆様も楽しんで頂けるように、なるべくレギュラープログラムとの関連性はゆるやかにもたせつつ、こどもたちには「映画って楽しい!」というシンプルな感動から、世界の多様さが体感的に伝わるようなプログラム編成に努めます。上映はいつも週末の9時30分から。鑑賞料金は高校生以下500円。お子様連れの大人の方1名1,200円です。時々ワークショップをやったりゲストに素敵なお兄さんやお姉さんを呼んだりすることもあるかもしれません!?
映画館に行く機会がめっきり減ってしまった子育て世代の皆様、週末はちょっぴり早起きして、月に1本、お子様と劇場の大きなスクリーンで気兼ねなく映画を楽しみませんか?映画が終わる頃には街もにぎやか。そのままお子様と月イチの街ブラなんて、きっと楽しいと思います。

[注意事項]
一般の大人の皆様もご鑑賞頂けますが、笑い声や泣き声といった子どもたちの感情表現にご理解ください。
上映日程は予告なく変更になる場合もございます。ご鑑賞前にはHPかお電話で最新の上映日程をご確認の上お出かけください。

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