17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン【9/5~18】

今後の上映作品
[上映日程]9/5~18(休映:9/7、14)

“ 答えを見つけるため生まれるのではない 問いかけるためだ ”

1937年ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリア
青年の成長とフロイトとの友情を描く、儚くも美しいかけがえのない日々

[解説] 
ヒトラー率いるナチ・ドイツがドイツ国内の権力を掌握した1930年代。隣国のオーストリアにもその勢力は拡大し、当時の首相シュシュニックの抵抗も空しく、1938年オーストリアはドイツに併合される。ロバート・ワイズ監督の『サウンド・オブ・ミュージック』でトラップ一家が国境を越えたその時代だ。本作は、そんな激動のオーストリア・ウィーンにやってきた17歳の青年と、精神科医ジークムント・フロイト教授との出会いと友情、そして若き青年にとっての初めての恋と成長を幻想的な映像美と共に描いた物語。原作はウィーン生まれの作家ローベルト・ゼーターラーの「キオスク」。2012年の発行以来ドイツで50万部を超える売り上げを記録したベストセラーに惚れ込んだプロデューサーが、ゼーターラーを口説き映画化にこぎ着けた。青年フランツの人生に大きな影響を与える人物として登場するのは、心理学の三大巨匠ともいわれるジークムント・フロイト。本作に唯一登場する実在の人物で、ファンタジーになりかねない本作を現実につなぎ止め、この物語にリアリティ溢れる情緒をもたらしている。そしてフロイト役に白羽の矢が立ったのが名優、ブルーノ・ガンツだった。『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー~最期の12日間~』などで主演を務め、その名を世界に知らしめたガンツは、遺作となった本作で、ナチスによる抑圧や、老いによる病に耐えながらも、友人としてうぶな青年の人生に華やかな彩りを添え、その成長を手助けする人生の師を見事に演じている。

[あらすじ]
1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリア。自然豊かなアッター湖のほとりに母親と暮らす17歳の青年フランツは、タバコ店の見習いとして働くためウィーンへやってきた。常連のひとりで“頭の医者”として知られるフロイト教授と懇意になったフランツは、教授から人生を楽しみ恋をするよう勧めを受ける。やがてボヘミア出身の女性アネシュカに一目惚れをし、はじめての恋に戸惑うフランツは、フロイトに助言を仰ぐ。しかし、時代は国全体を巻き込んで、激動の時を迎えようとしていた。

『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』
[2019年/オーストリア=ドイツ/113分]R15+
出演:ジーモン・モルツェ、ブルーノ・ガンツ、エマ・ドログノヴァ、ヨハネス・クリシュ
原作:ローベルト・ゼーターラー「キオスク」(東宣出版/酒寄進一 訳)
監督:ニコラウス・ライトナー
原題:Der Trafikant
日本語字幕:吉川美奈子
後援:オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム、ドイツ連邦共和国大使館
提供・配給:キノフィルムズ
配給協力:REGENTS
© 2018 epo-film、Glory Film

◎公式サイト:17wien.jp

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