金子文子 何が私をこうさせたか【4/10~】*県内ロケ作品/舞台挨拶あり

今後の上映作品
[上映日程]2026年4月10日(金) 〜 *休映:未定
★4月12日(日)の上映後(時間未定)、舞台挨拶を予定しています

“ 現に在るものをぶち壊すのが私の職業です ”

100年前の反逆者、死刑判決から自死に至る121日間

[INTRODUCTION]
金子文子は、1903年に生まれ、反逆の人生を生きた虚無主義者/無政府主義者。
父が出生届を出さず「無籍者」として育つ。9歳の時に植民地だった朝鮮に住む祖母の家に引き取られる。奴隷同然の虐待を受け、13歳で自殺を決意するが、思いとどまる。
16歳で内地に戻され、その後東京で苦学し、キリスト教、社会主義、無政府主義とたどって、権力や生物の絶滅を謳う虚無主義に行き着いた。そして朴烈と出会う。彼は朝鮮で独立運動に参加し、日本に逃れてきた虚無主義者だった。
二人は不逞社を組織して、日本の帝国主義、植民地主義を批判する活動を開始する。しかし、関東大震災の際に検束され、官民による朝鮮人虐殺を正当化するための、皇太子を狙った爆弾犯としてフレームアップ(でっちあげ)される。
文子も朴烈も冤罪を主張するのではなく、「大逆罪」(天皇や皇族に対して危害を加えた、あるいは加えようとした罪)を引き受け、日本の国家と対峙して思想的な闘いを展開した。大審院で死刑判決が下されるが、恩赦で無期懲役に減刑された。文子は減刑状を破り捨てる。
栃木女子刑務所に送られた文子は、恩赦に感謝し、皇室に恭順の意を示すよう強要されるが、一貫して拒絶する。1926年7月23日、独房で自ら縊死した。23歳だった。
本映画は、これまで空白だった死刑判決から死に至る、金子文子の最後の闘いを、残された数少ない短歌と共に描く。

『金子文子 何が私をこうさせたか』
[2025年/日本/121分]PG12
出演:菜葉菜、小林且弥、三浦誠己、吉行和子、大方斐紗子、菅田俊、結城貴史、佐藤五郎、洞口依子、白川和子、鳥居しのぶ、和田光沙、咲耶、巣山優奈、贈人、森了蔵、関根大学、浅野寛介、足立智充
監督:浜野佐知
脚本:山﨑邦紀
撮影監督:髙間賢治
音楽監督:吉岡しげ美
製作・配給:旦々舎
©旦々舎

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
kanekofumiko-movie.com

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