蔵のある街【9/26~】

今後の上映作品
[上映日程]2025年9月26日(金)〜 *休映:未定

“ ぼくたちは約束した。この街に本物の、とびきり綺麗な花火を上げることを。”

コロナ禍の時期に日本全国の街々で打ち上げられ、人々に笑顔をもたらした「サプライズ花火」。そのエピソードをもとに生まれた、涙と笑いと希望の物語。

[INTRODUCTION]
「約束じゃ。この街に、でっかくて綺麗な花火を上げちゃる」自閉症の青年と、夢をあきらめかけている同級生を励まそうと、とっさに口から飛び出した約束。その言葉が、街に思いがけない波紋を呼び起こす!無謀な計画だと笑われても、厳しい現実にくじけそうになっても、ひたむきに突き進む。そんな高校生たちの強い願いは、やがて大人たちを巻き込み、大きな希望になっていく──。この物語が生まれたきっかけは、2020年から続いたコロナ禍の最中、日本全国の約300もの街で開催された「サプライズ花火」。過酷な環境で働くエッセンシャルワーカーへの感謝、楽しみを奪われた子どもたちへのエール、今は会えない人との再会を願う気持ちなど、さまざまな思いをこめた花火が夜空に打ち上げられ、人々に明るい笑顔と希望をもたらした。そして2025年。今を生きるすべての人たちに向けた“応援の花火”が、爽やかなひと夏の青春物語とともにスクリーンに打ち上がる!

[STORY]
この街で暮らす高校生の蒼、紅子、祈一は小学校からの幼なじみ。絵が好きで天真爛漫だった紅子に、蒼はほのかな思いを抱いていた。ある日蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくんが、神社の高い木の上で大声で叫んでいる所に出くわす。紅子は、きょんくんは「幼い頃に家族で見た打上花火を見ている」と話す。兄を木から降ろそうと無茶をする紅子を止めようとした蒼は、とっさに「今度、ここで打上花火を見せちゃる」ときょんくんに約束してしまう。きょんくんを無事に木から降ろし、得意がる蒼だったが、紅子は「蒼と祈一のあほ!」と叫んで立ち去ってしまう。後日、神社で再会した紅子は、目に涙を浮かべながら蒼と祈一に怒りをぶつける。母が家を出てから、酒浸りの父と兄を支えてきた紅子にとって、打上花火は家族4人で過ごした幼い頃の大事な思い出だった。「この街に花火を上げる」という口先だけの約束は、知らず知らずのうちに兄妹を傷つけていたのだ。そのことを知った蒼と祈一は、きょんくんとの約束を果たそうと、ジャズ喫茶で知り合った学芸員の古城から「100人分の署名が集まったら協力する」という約束を取り付ける。しかし、100人くらいすぐに集まるだろうという期待は見事に外れ、ふたりは「街に花火を上げる」という約束の重さと、高校生の彼らにはどうすることも出来ない現実を思い知ることになる──。

『蔵のある街』
[2025年/日本/シネマスコープ/5.1ch/103分]
出演:山時聡真、中島瑠菜、堀家一希、櫻井健人、田中壮太郎、陽月華、長尾琢磨、前野朋哉、ミズモトカナコ、北山雅康、高橋大輔、MEGUMI、林家正蔵、橋爪功
監督・脚本:平松恵美子 
音楽:村松崇継
主題歌:手嶌葵「風につつまれて」(ビクターエンタテインメント)
配給・宣伝:マジックアワー 
©2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
kuranoarumachi.com

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