くまをまつ【7/11~17】

今後の上映作品
[上映日程]2025年7月11日(金) 〜 17日(木) *休映:未定

“ この夏がおわるころ、何かがはじまる。”

創ること、傷つくこと、それでも生きること
あらゆる人々のなかに
「くま」は存在しているのかもしれない

[INTRODUCTION]
本作の監督は、宮藤官九郎・甫木元空・今泉力哉などの話題作に助監替として関わってきた滝野弘仁。監督の出身地である石川県小松市の古民家と石切場を舞台に、脚本家のややこと8歳の少年タカシが体験する“土地の記憶と創作”が入り混じる不思議なひと夏が描かれる。ややこ役は、濱口竜介監督「親密さ』にて鮮烈な印象を残した平野鈴。タカシ役には、今作が映画初出演となる渋谷いる太。さらに『雨の中の慾情』の中村映里子をはじめ、大場みなみ、松浦りょう、内田周作など話題作で活躍する実力派俳優が集結。竹内啓や星能豊といった石川県出身の俳優も多数出演している。創作は、人の心を揺さぶり、生きる力を与えると同時に他人の人生を奪うこともある。その境目で創作を続けるややことそれを見つめ続けるタカシの眼差しは、様々な作品に関わってきた監督自身の姿でもある。いまの自分と幼少期の思い出、そして生まれる前の記憶。あらゆる人々の時間と場所を呑み込み、暗がりの中でじっと「くま」が目を光らせている──。映画と人生に正面から向き合った、渾身の長編デビュー作。第37回東京国際映画祭NIPPON CINEMA NOW正式出品。

[STORY]
脚本家のややこは、昨年死んだ祖父・隆二郎の古民家に滞在し、祖父の遺した日記を題材に新作を執筆している。そんなさなか、姉の仕事の都合で、夏の間だけ甥の少年タカシを預かることになる。これまで交流のなかった2人だが、ややこはタカシを昔の自分と重ね合わせて執筆中の脚本に取り入れようとする。そんな思惑も知らず、タカシは夜中に見た“黒い影”や謎めいた青年、ややこの元恋人との出会いを経験しながら夏を過ごす。やがて夏の終わりに、タカシは深い石切場の奥で隆二郎の古い記憶に触れる。そしてややこは、創作を通して自らの“罪”と向き合うことになる。

『くまをまつ』
[2024年/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/113分]
出演:平野鈴、大場みなみ、内田周作、松浦りょう、竹内啓、森葉南、星能豊、中西未代子、千木野ひとみ、平井貴、高田伸一、美緑トモハル、松尾渉平、久田松真耶、中村映里
監督・脚本:滝野弘仁
宣伝・配給協力:ブライトホース・フィルム
© kine A house

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
kumawomatsu.com

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