恋するピアニスト フジコ・ヘミング【10/18~31】*追悼上映

今後の上映作品
[上映日程]10/18~31(休映:10/21、28)

“ いつの時代も、どこで暮らしても、私は私らしく生きた ”

世界中から愛され、人々の心を震わせてきたピアニスト、フジコ・ヘミング。

[STORY]
──子どもの頃、寝床に着くと聞こえてきたのは、母が弾くショパンの「ノクターン」。その音楽に魅了され、ピアノに触れた時から、フジコの音楽の旅が始まった。数奇な運命をたどり、世間から注目されたのは60代後半。いくつもの苦難が訪れても、フジコはピアノを弾くことを決してやめなかった。90歳を超えてもなお、世界中で精力的に演奏を続け、公演はどこもソールドアウト。2024年もたくさんの公演を控えていた中、フジコは4月に急逝した。

演奏の原動力となったのは、家族である動物たちや自分を信じること。各国に家を持ち、愛する猫や犬たちに囲まれ、ピアノを弾く毎日が、彼女の愛すべき世界だった。2018年に異例のロングランヒットを記録した映画『フジコ・ヘミングの時間』から6年。本作はフジコの2020年から4年間の旅路を演奏と共に描くドキュメンタリー作品となっています。戦時中を過ごした岡山に残されているピアノとの再会、父や弟との思い出、コロナ禍での暮らしと祈りを捧げる演奏、思い出の地・横浜でのドラマティックなステージ、そして秘めた恋の話──。フジコはどんな時も、自分らしく生きてきた。

2023年3月、フランス・パリ、コンセルヴァトワール劇場でのコンサートでは、「ラ・カンパネラ」「別れの曲」「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、数々の名曲が披露された。「最後の演奏会はどんなものにしたい?」の問いに、パリでの演奏会のようにしたいと話していたフジコ。大切な場所で、過去と記憶が交差し、フジコの人生とともにあった魂の演奏に思わず涙があふれる──。

『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』
[2024年/日本/5.1ch/119分]
出演・音楽:フジコ・ヘミング
監督・構成・編集:小松莊一良
配給:東映ビデオ
(C)2024「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」フィルムパートナーズ

[上映時間]

[公式サイト]
fuzjko-film.com

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