消滅世界【12/19~】

今後の上映作品
[上映日程]2025年12月19日(金) 〜 *休映:未定

“ 性が消えた楽園。あなたの正常が試される ”

ここはディストピアか、ユートピアか———

[INTRODUCTION]
第46回群像新人文学賞小説部門優秀作を受賞した『授乳』を皮切りに、『ギンイロノウタ』(第31回野間文芸新人賞)、『しろいろの街の、その骨の体温の』(第26回三島由紀夫賞)、そして『コンビニ人間』で第155回芥川龍之介賞など、数々の文学賞を受賞。今、最も読むべき日本人作家のひとりである村田沙耶香が、2015年に上梓した長編小説『消滅世界』。結婚生活に性愛が入ることを禁じられた世界で、愛し合った夫婦から生まれた少女が、自分の周りにある“普通”と自分から湧き出る欲情に向き合っていく物語だ。SFの空気を纏い、“普通”や“正しさ”という問題に独自の視点で切り込んでいく村田沙耶香ならではの表現が成された小説が、長編映画という新たな形で表現されることに。本作は、村田作品初のメディア化となる。
正しさとは何なのか。正しいと言われることは本当に正しいのか。それは自分にとっては正しいことなのか。村田沙耶香の視点が、少子高齢化真っ只中の現代社会に突き刺さる。雨音が選ぶ選択肢は、はたしてあなたの前にも現れるだろうか?

[STORY]
人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。そこでは、夫婦間の性行為はタブーとされ、恋や性愛の対象は「家庭の外」の恋人か、二次元キャラというのが常識に。そんな世界で「両親が愛し合った末」に生まれた主人公・雨音は、母親に嫌悪を抱いていた。家庭に性愛を持ち込まない清潔な結婚生活を望み、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。だがその“正常”な日々は、夫と移住した実験都市・楽園(エデン)で一変する。

『消滅世界』
[2025年/日本/シネスコ/115分]G
原作:「消滅世界」(村田沙耶香著/河出文庫)
出演:蒔田彩珠、栁俊太郎、恒松祐里、結木滉星、富田健太郎、清水尚弥、松浦りょう、岩田奏、山中崇、眞島秀和、霧島れいか
音楽:D.A.N.|主題歌:D.A.N.「Perfect Blue」
劇中アニメキャラクターデザイン:Waboku
監督・脚本:川村誠
配給:NAKACHIKA PICTURES
©2025「消滅世界」製作委員会

[公式サイト]
shoumetsu-sekai.com

[上映時間]
*準備中

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