ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選『マリア・ブラウンの結婚』

過去の上映作品
[上映日程]11/26、29、12/3、5、7

“ 女ありて ”

映画史に残る女性像をつくり上げた【ニュー・ジャーマン・シネマ】の代表作

[INTRODUCTION]
戦争末期の混乱の中で、永遠の愛を誓ったマリアの数奇な人生。運命に翻弄されながらも逞しく生き抜く女性の姿を、戦後ドイツの復興とともに描いたファスビンダーの代表作。

[STORY]
ファスビンダーの名を世界に轟かせた大ブレイク作にして究極の<女性映画>。第二次世界大戦の真っ只中、マリアは恋人のヘルマンと結婚式を挙げるが、ヘルマンはすぐに戦線に戻り行方不明になってしまう。新たなパートナーとともに戦後の混乱を乗り越えていこうとするマリアだったが……。鳴り響く銃声や爆撃音とウエディング・ドレスのコントラストが衝撃的なオープニングに始まり、鮮烈なイメージが怒涛のごとく押し寄せる究極のメロドラマ。戦争末期からドイツがめざましい復興を遂げる1950年代半ばまでの約10年間にわたるヒロインの生き様が活き活きと描かれる。波乱万丈な運命を辿るマリアを艶やかに演じたのはファスビンダー映画常連のハンナ・シグラ。本作で第29回ベルリン映画祭銀熊賞を受賞した。

『マリア・ブラウンの結婚』
[1978年/ドイツ/カラー/120分]
脚本:ペーター・メアテスハイマー、ペーア・フレーリヒ
撮影:ミヒャエル・バウハウス
出演:ハンナ・シグラ、クラウス・レーヴィッチュ、ギゼラ・ウーレン、クラウス・ホルム
© RAINER WERNER FASSBINDER FOUNDATION

[上映時間]

[公式サイト]
fassbinder-film-2023.jp

▶︎ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選
37年の短い生涯で、強烈な個性に貫かれた40本以上もの作品を手がけ、ヴェンダース、ヘルツォークらと並んで<ニュー・ジャーマン・シネマ>の代表格と称されたライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督。この度、ファスビンダー美学の極致とも言えるふたつの監督作、『不安は魂を食いつくす』『マリア・ブラウンの結婚』、そしてファスビンダーが原作・脚本・出演を務め、スイスの名匠ダニエル・シュミットが監督した『天使の影』の三作が劇場公開。生きるが故の矛盾や絶望、愛するが故の悲しみ、思わず目を背けたくなるほどの人々の剥き出しの姿をスキャンダラスに、時に露悪的なまでに描き切ったファスビンダー。しかしそこに宿る仄かな光まで捉えた彼の眼差しは、美しい劇薬となって画一的な“幸福”を求める我々の心に深い傷痕を刻むだろう。

主催:マーメイドフィルム
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
宣伝:VALERIA

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