ケイコ 目を澄ませて *「うえだ子どもシネマクラブ」上映作品

過去の上映作品
[上映日程]3/18~4/7(休映:3/27、4/1、3)

“ 逃げ出したい、でも諦めたくない ”

愛想笑いが嫌いで嘘のつけないケイコ
耳が聞こえない彼女の心は“雑音”(まよい)だらけ

[INTRODUCTION]
本作は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと<目を澄ませて>闘うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公としてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩みを進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを16mmフィルムに焼き付けた。そして本年2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されるやいなや「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多く国際映画祭での上映が続いている。
主人公・ケイコを演じた岸井ゆきのは、厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開く。ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長に、日本映画界を牽引する三浦友和。その他、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中島ひろ子、仙道敦子など実力派キャストが脇を固める。ケイコの心の迷いやひたむきさ、そして美しさ。全てを内包した彼女の瞳を見つめているうちに、自然と涙が込み上げてくる──。

[STORY]
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書きとめた会長宛ての手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す──。

『ケイコ 目を澄ませて』
[2022年/日本/ヨーロピアンビスタ(1:1.66)/5.1ch/99分]G
出演:岸井ゆきの、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中島ひろ子、仙道敦子、三浦友和
監督:三宅唱
原案:小笠原恵子「負けないで!」(創出版)
脚本:三宅唱、酒井雅秋
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2022映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS

●毎日映画コンクール「日本映画大賞」ほか最多5冠
●キネマ旬報ベスト・テン「日本映画第1位」ほか最多4冠
●日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」
ほか、受賞多数

[公式サイト]
happinet-phantom.com/keiko-movie

 

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