浜の朝日の嘘つきどもと【10/30~】

今後の上映作品
[上映日程]10/30~(休映:)

“ いらっしゃいませ、ようこそ映画館へ ”

閉館寸前の映画館。小さな“嘘”が、思いもしない“未来”を紡ぐ

[解説]
脚本・監督はタナダユキ。2004年、フォークシンガーの高田渡を追ったドキュメンタリー映画『タカダワタル的』が東京国際映画祭に特別招待作品として上映され、さらに同年、劇映画『月とチェリー』が英国映画協会の「21世紀の称賛に値する日本映画10本」に選出され、大きな話題となった。2008年脚本・監督を務めた『百万円と苦虫女』で日本映画監督協会新人賞を受賞。その後も映画『俺たちに明日はないッス』(08)、『ふがいない僕は空を見た』(12)、『四十九日のレシピ』(13)、『ロマンス』(15)、『お父さんと伊藤さん』(16)、『ロマンスドール』(20)を発表。テレビドラマや配信ドラマでも数多くの作品を世に送り出し、CMやミュージックビデオなどの演出も手掛けている。今作では、実在する映画館を舞台にオリジナル脚本を執筆し、自らメガホンを取った。
経営が傾いていた映画館「朝日座」を立て直すべく、地元住民と共に奮闘する主人公・茂木莉子を演じるのは、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)で第43回日本アカデミー賞・優秀助演女優賞を受賞し、映画やテレビドラマ、舞台などで幅広く活躍する国民的女優・高畑充希。タナダ監督と初タッグとなる今作では、溌溂とした性格だが、大胆な行動の裏に繊細な心情をあわせもつ人物像を、丁寧な芝居で魅せてくれる。
朝日座の支配人・森田保造に、今最もチケットが取れないと言われる落語家の柳家喬太郎。莉子の高校時代の恩師・田中茉莉子には、様々なバラエティ番組で人気を博し、テレビドラマや映画での演技の評価も高い大久保佳代子。二人の活き活きとした芝居が、スクリーンに説得力とユーモアを添える。共演陣には、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、光石研、吉行和子という実力派俳優が集結した。
今作の舞台となったのは、福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」。1923年(大正12年)7月2日に芝居小屋・常設活動・写真小屋「旭座」として開館。開館時には坂東勝三郎、中村翫十郎の一座により「旭座舞台開き」が行われ、地方回りの芝居が上演される中、無声映画も数多く上映され、多くの地元住民が足しげく通い、 大衆文化の殿堂として賑わいを見せた。様々な災禍を免れ、戦後、映画全盛の時代となった1952年(昭和27年)に「朝日座」へ改名。長年、街の人々の暮らしに寄り添い、数多くの思い出を育んでいる。
東日本大震災・福島の原発事故からちょうど10年。映画館を取り巻く時代も変わり、今般のコロナ禍の影響も大きい。そんな今だからこそ、映画愛と映画館愛と人間愛に満ちた、エンタメ文化へのエールともなる愛すべき映画が誕生した!

[あらすじ]
100年近くの歴史を持つ福島・南相馬の映画館「朝日座」。ある日、茂木莉子と名乗る女性が支配人の森田保造の前に現れる。莉子は、<経営が傾いた「朝日座」を立て直す>という高校時代の恩師・田中茉莉子との約束のため東京からやってきた。すでに閉館が決まり打つ手がないと諦めていた森田だが、見ず知らずの莉子の熱意に少しずつ心を動かされていく。果たして「朝日座」の運命やいかに……。

『浜の朝日の嘘つきどもと』
[2021年/日本/シネスコ/114分]G
出演:高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾佑、竹原ピストル、光石研、吉行和子
脚本・監督:タナダユキ
主題歌:Hakubi「栞」(unBORDE)
制作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン
©2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会

◎公式サイト:hamano-asahi.jp

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