日常対話【9/25~10/8】*アフタートークあり/9月のPICK UP MOVIE/オープンダイアログ対象作品

今後の上映作品

[上映日程]9/25~10/8(休映:10/4)
*10月3日(日)13時35分の回の上映後、ホアン・フイチェン監督と田村志津枝さんによるアフタートークを予定しています

“ カメラの前なら、「言える」「聞ける」こともある ”

台湾発・娘がカメラを手に母の本音に迫る、入魂のドキュメンタリー

[解説]
6歳で母アヌの営む葬式陣頭<牽亡歌陣>の仕事を手伝い始め、10歳で小学校中退を余儀なくされたチェン。暴力を振るう夫から身を守るために、アヌはチェンとその妹を連れて家を逃げ出す。学校に通うことが出来なかった子供時代。弔い業に対する世間の冷ややかな視線、そして周囲に隠すことなく「女性が好きな女性」として奔放に振る舞うアヌへの偏見。さらに娘たちよりも恋人を優先するアヌに、チェンは次第に不信感を募らせ、母娘関係はいつしか他人同士のように冷え切ってしまう。やがて自らも一児の母となったチェンは家族の姿を映画に撮ることでアヌの本音を聞き出し、自分の秘密を打ち明けようと決心する。

2019年にアジアで初めて同性婚が合法化された台湾。だが、1950年代の農村に生まれた母アヌが過ごしてきたのは、父親を中心とした「家」の制度が支配する、保守的な社会だった。娘チェンは消えゆく台湾土着の葬送文化とともに、レズビアンである母の、ありのままの姿を映像に収め続ける。多くを語りたがらない母に、娘が口に出せずにいた想いをぶつける時、世代や価値観を越えてふたりが見つけ出した答えとは──?

巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)が製作総指揮を務め、ホウ作品をはじめ、中華圏の名だたる映像作家に楽曲を提供しているリン・チャン(林強)が音楽を担当。2017 年にベルリン国際映画祭のパノラマ部門でテディ賞に輝き、台湾のドキュメンタリー映画としては初めてアカデミー賞®外国語映画賞(現・国際長編映画賞)に台湾代表作品として正式出品された。また、日本ではシニア女性映画祭、東京ドキュメンタリー映画祭等で上映されたほか、NHK 国際との共同制作でテレビ向けに編集された『母と私(原題:我和我的 T 媽媽)』(2015)が<BS 世界のドキュメンタリー>で放映されている。

『日常対話』
[2016年/台湾/台湾語・北京語/88分]
監督・撮影:ホアン・フイチェン(黃惠偵)
製作総指揮:ホウ・シャオシェン(侯孝賢)
プロデューサー:リー・ジアウェン(李嘉雯)
撮影指導:リン・ディンジエ(林鼎傑)
編集:リン・ワンユィ(林婉玉)
編集顧問:レイ・チェンチン(雷震卿)
音楽:リン・チャン(林強)、ポイント・シュー(許志遠)
原題:日常對話/英文タイトル:Small Talk
配給:台湾映画同好会
©Hui-Chen Huang All Rights Reserved.

◎PDF版は下記よりダウンロードできます。(1.9MB)

UMTJ_vol.49_2109_2

ピックアップ記事

関連記事一覧