ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選『不安は魂を食いつくす』【11/25~】

今後の上映作品
[上映日程]11/25~(休映:未定)

“ 儚き ”

掃除婦と外国人労働者。美しくも残酷な、愛の傑作。

[INTRODUCTION]
夫を亡くした初老の白人女性とモロッコから来た若い外国人労働者。ふたりはごく自然に惹かれ合って結婚するも、世間はそれを許さなかった──。あまりに美しく残酷な愛の物語、ついに日本劇場初公開。

[STORY]
ある雨の夜、未亡人の掃除婦エミは近所の酒場で年下の移民労働者の男、アリに出会う。愛し合い、あっという間に結婚を決める彼らだったが、エミの子供たちや仕事仲間からは冷ややかな視線を向けられる。年齢や文化、肌の色、何もかもが異なる二人の愛の行方は。ダグラス・サーク監督作『天はすべて許し給う』(55)の物語を下敷きに、愛に起因する苦悩や残酷さを鮮やかに描き出した不朽の傑作。ベテラン女優、ブリギッテ・ミラとファスビンダーの愛人であったエル・ヘディ・ベン・サレム(本作の公開直前に事件を起こし服役、後に獄中で死亡。ファスビンダーの遺作『ケレル』は彼に捧げられている)による名演が圧倒的で、アキ・カウリスマキ監督らに影響を与えたとされる。第27回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞。

『不安は魂を食いつくす』
[1974年/ドイツ/カラー/93分]
脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
撮影:ユルゲン・ユルゲス
出演:ブリギッテ・ミラ、エル・ヘディ・ベン・サレム、バーバラ・ヴァレンティン、イルム・ヘルマン
© RAINER WERNER FASSBINDER FOUNDATION

[上映時間]
*想定スケジュール

[公式サイト]
fassbinder-film-2023.jp

▶︎ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選
37年の短い生涯で、強烈な個性に貫かれた40本以上もの作品を手がけ、ヴェンダース、ヘルツォークらと並んで<ニュー・ジャーマン・シネマ>の代表格と称されたライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督。この度、ファスビンダー美学の極致とも言えるふたつの監督作、『不安は魂を食いつくす』『マリア・ブラウンの結婚』、そしてファスビンダーが原作・脚本・出演を務め、スイスの名匠ダニエル・シュミットが監督した『天使の影』の三作が劇場公開。生きるが故の矛盾や絶望、愛するが故の悲しみ、思わず目を背けたくなるほどの人々の剥き出しの姿をスキャンダラスに、時に露悪的なまでに描き切ったファスビンダー。しかしそこに宿る仄かな光まで捉えた彼の眼差しは、美しい劇薬となって画一的な“幸福”を求める我々の心に深い傷痕を刻むだろう。

主催:マーメイドフィルム
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
宣伝:VALERIA

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