ワース 命の値段

過去の上映作品
[上映日程]4/8~21(休映:4/10、17)

“ 9.11テロ犠牲者の命をドル換算した男がいた ”

被害者遺族7000人を救うため戦った弁護士の感動の実話

[INTRODUCTION]
アメリカを襲った未曾有の大惨事9.11テロの発生直後、途方もない仕事に挑んだ人々がいた。それは約7000人ものテロ被害者と遺族に補償金を分配する国家的な大事業。このプログラムを束ねる弁護士ケン・ファインバーグ(マイケル・キートン)は、前代未聞の難題に直面する。年齢も職種もバラバラの被害者たちの“値段”を、どうやって算出するのか。彼らの“命”を差別化することは、道義的に許されるのか…?全米の道徳観を揺さぶったこの知られざる実話は、被害者遺族それぞれの苦悩と向き合い、厳しい批判に晒されながらも、使命に立ち向かった弁護士たちの驚くべき2年間の軌跡である。
共にアカデミー賞®︎作品賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』『それでも夜は明ける』の製作陣が手掛け、『バットマン』のマイケル・キートンが主演とプロデューサーに名乗りを上げた本作。実在のモデルで、原案となった回想録「What is Life Worth?」の著者である弁護士のファインバーグと意気投合したキートンは、計算機のようだったファインバーグが遺族の声に耳を傾けて変わっていく姿を真摯に演じきった。
監督は、2018年サンダンス映画祭監督賞受賞作『キンダーガーテン・ティーチャー』(未)で注目された女性監督サラ・コランジェロ。脚本は、2008年に書き上げた本作で高い評価を受け、『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』といった大作に抜擢されたマックス・ボレンスタイン。そんな若い才能のもとに、アカデミー賞®︎ノミニー俳優のスタンリー・トゥッチ(『ラブリーボーン』)、エイミー・ライアン(『ゴーン・ベイビー・ゴーン』)らベテラン実力派キャストも集結し、アメリカの知られざる真実の物語を描き出した。
本作は、2020年サンダンス映画祭でお披露目されるや「尋常じゃなく感動的!─New York Times」と絶賛を浴び、バラク・オバマ元大統領夫妻の製作会社ハイヤー・グラウンド・プロダクションズがいち早く配給権を獲得したことも話題に。世界を大きく変えた9.11という歴史的事件を、新たにセンセーショナルなテーマで追求する、社会派エンターテインメントの傑作がここに誕生した!

[STORY]
2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが発生した。未曾有の大惨事の余波が広がる同月22日、政府は、被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを立ち上げる。プログラムを束ねる特別管理人の重職に就いたのは、ワシントンD.C.の弁護士ケン・ファインバーグ。調停のプロを自認するファインバーグは、独自の計算式に則って補償金額を算出する方針を打ち出すが、彼が率いるチームはさまざまな事情を抱える被害者遺族の喪失感や悲しみに接するうちに、いくつもの矛盾にぶち当たる。被害者遺族の対象者のうち80%の賛同を得ることを目標とするチームの作業は停滞する一方、プログラム反対派の活動は勢いづいていく。プログラム申請の最終期限、2003年12月22日が刻一刻と迫るなか、苦境に立たされたファインバーグが下した大きな決断とは……。

『ワース 命の値段』
[2019年/アメリカ/英語/シネスコ/5.1ch/118分]
監督:サラ・コランジェロ
脚本:マックス・ボレンスタイン 
出演:マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン
原題:WORTH
日本語字幕:髙内朝子
提供:ギャガ、ロングライド
配給:ロングライド
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[上映時間]

[公式サイト]
longride.jp/worth

 

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