森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民【7/16~22】*一週間限定上映

今後の上映作品
[上映日程]7/16~22(休映:7/19)

“ ラオスの森の民が
 わたしたちに教えてくれること ”

人食い伝説によって、たがいに憎しみあうムラブリ族に
日本の言語学者が対話の力で融和をもたらす
映像人類学の可能性を切りひらく、かつてない冒険!

[INTRODUCTION]
バナナの葉と竹で寝屋をつくって野営し、平地民から姿を見られずに森のなかをノマド生活するムラブリ族。タイ人は彼らを「黄色い葉の精霊」と呼んだ。本作は、6言語を自由に話し、ムラブリ語の語彙を収集する言語学者・伊藤雄馬とともに、足かけ2年ムラブリ族を追った人類学的なドキュメンタリー。伊藤はラオスで狩猟採集を続けるグループへの接触を試み、カメラは世界で初めてムラブリ族の謎めいた生活を撮影することに成功。 ムラブリ族は言語学的に3グループにわけられるが、伊藤が仲介となり、たがいに伝聞でしか知らないムラブリ族同士が初めて会う機会をつくりだす。また、現在は村に定住するタイのムラブリ族に以前の森の生活を再現してもらうなど、消滅の危機にある貴重な姿をカメラに収める。インドシナ半島の密林におけるサステナブルで、政府や法からも自由なアナーキーな生き方から、文明社会で暮らす私たちにも「人生にとって真に重要なこととは何か」が見えてくる。

[STORY]
タイ北部ナーン県のフワイヤク村は、400人のムラブリ族が暮らす最大のコミュニティ。男たちはモン族の畑に日雇い労働にでて、女たちは子育てや編み細工の内職をする。無文字社会に生きるムラブリ族には、森のなかで出くわす妖怪や幽霊などのフォークロアも豊富だ。しかし、言語学者の伊藤雄馬が話を聞いて歩くと、ムラブリ族はラオスに住む別のグループを「人食いだ」と怖れている様子。 伊藤とカメラは国境を超えて、ラオスの密林で昔ながらのノマド生活を送るムラブリ族を探す。ある村で、ムラブリ族が山奥の野営地から下りてきて、村人と物々交換している現場に出くわす。それは、少女ナンノイと少年ルンだった。地元民の助けを得て、密林の奥へとわけ入る。はたして今も狩猟採集を続けるムラブリ族に会えるのか? 21世紀の森の民が抱える問題とはいったい何なのか?

[ムラブリ族とは?]
タイ北部やラオス西部のゾミア(山岳地帯)で暮らし、400人程度しかいない少数民族。最近まで男女とも裸に近い姿で、小動物や植物をとって食べる狩猟採集生活を送ってきた。まわりの民族にほとんど姿を見せず、森のなかを移動して暮らすノマド(遊動民)。1930年代に民族学者のベルナツィークが接触して著書『黄色い葉の精霊』で紹介し、欧米で知られることになった。

『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』
 Mlabri in the Woods
[2019年/日本/ムラブリ語、タイ語、北タイ語、ラオ語、日本語/85分]
監督:金子遊
出演:伊藤雄馬
撮影・編集:金子遊
現地コーディネーター・字幕翻訳:伊藤雄馬
製作:幻視社
配給:オムロ、幻視社

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
muraburi.tumblr.com

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