プラハの春 不屈のラジオ報道【1/9~】 今後の上映作品 [上映日程]2026年1月9日(金) 〜 *休映:未定 “ もしこれを放送できたら、世界が変わる——— ”1968年〈プラハの春〉、ソ連軍の侵攻で放送局を占拠されても、市民と自由のために、真実の放送を続け闘ったラジオ局員たちの、緊迫の実話。 [INTRODUCTION] 世界中で若者たちの理想とエネルギーが爆発した1968年──ベトナム反戦運動、五月革命、文化大革命、日本の学生運動。ソ連の共産主義支配下にあった東欧のチェコスロバキアでも、若者たちがデモやチラシで民主化運動を起こした。その機運は国中に広まり、検閲の廃止や言論の自由が認められ、ついに“プラハの春”が訪れたと国民が思った矢先、ソ連がワルシャワ条約機構の軍を率いてチェコスロバキアに侵攻。軍は、当時の最大報道機関であるラジオ局を制圧し、「ソ連がチェコスロバキア国民を救出に来た」とフェイクの放送を流そうとする。しかし、ラジオ局の報道局員たちは、権力と戦車に立ち向かい、回線技術を駆使し、ラジオ局の外から真実の報道を続け、市民を励まし続けた。 この心揺さぶる感動の実話を描いた本作は、チェコ本国で8週1位、年間動員1位、国内映画年間興行成績1位、国内映画歴代2位と記録的なヒットとなり、チェコとスロバキア両国の国内最高映画賞16冠と圧巻の受賞。アカデミ一賞国際長編映画部門ショートリスト(最終15作品)に選出された。 [STORY] チェコスロバキア国営ラジオ局の国際報道部は、部長ミラン・ヴァイナーの下、政府の検閲に抵抗し自由な報道を目指して活動している。亡き両親に代わり弟パーヤの世話をするトマーシュは、中央通信局で働いていたが、上司命令により報道部で働くことになった。それは、学生運動に参加している弟を見逃す代わりに、報道部とヴァイナーを監視する国家保安部〈StB〉に協力させるためだった。ヴァイナーや局員たちの真実を報道しようとする真摯な姿勢を間近で目にし、信頼され仕事も任せられるようになったトマーシュは、弟の心配と良心の呵責で葛藤する。やがて、“プラハの春”が訪れ、国民が歓喜する中、トマーシュは中央通信局に呼ばれ、驚くべき内容をラジオで報道するよう命じられる──。 “プラハの春”の影響 “プラハの春”は武力により1968年夏に数か月で制圧されたが、市民より生まれた民主化と自由を求める波は周辺諸国へと広がり、1989年にソ連の解体、東欧革命へと発展。またヨーロッパを越え、1979年の韓国「ソウルの春」、2010年のアラブ諸国の「アラブの春」へと影響を与えた。 『プラハの春 不屈のラジオ報道』 [2024年/チェコ・スロバキア/チェコ語/シネスコサイズ/131分]PG12 監督・脚本:イジー・マードル 出演:ヴォイチェフ・ヴォドホツキー、スタニスラフ・マイエル、タチアナ・パウホーフォヴァー、オンドレイ・ストゥプカ 原題:Vlny(英題:Waves) 配給:アット エンタテインメント © Dawson films, Wandal production, Český rozhlas, Česká televize, RTVS – Rozhlas a televizia Slovenska, Barrandov Studio, innogy [公式サイト] pragueradiomovie.com [上映時間] *準備中 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 今後の上映作品 世界一不運なお針子の人生最悪な1日【1/16~】 ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版【1/9~】 ピックアップ記事 現在上映中の作品 ミシェル・ルグラン&ジャック・ドゥミ レトロスペクティブ【1... 現在上映中の作品 現在上映中の作品 ヒポクラテスの盲点【11/7~27】 現在上映中の作品 現在上映中の作品 女性の休日【11/7~27】 現在上映中の作品 関連記事一覧 今後の上映作品 フジコ・ヘミング 永遠の音色【12/6~14】 今後の上映作品 行きがけの空【12/10~14】 今後の上映作品 ベ・ラ・ミ 気になるあなた【順次公開】 今後の上映作品 君と私【順次公開】 今後の上映作品 メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章【12/6~28】*... 今後の上映作品 ブルーボーイ事件【12/12~】 今後の上映作品 世界一不運なお針子の人生最悪な1日【1/16~】 今後の上映作品 ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師【11/28~...