⽊の上の軍隊【8/22~】

今後の上映作品
[上映日程]2025年8月22日(金) 〜 *休映:未定

“ あの日、俺たちは、この島に残された2人だけの軍隊だった。”

1945年沖縄———終戦を知らすに2年間、ガジュマルの木の上で生き抜いた日本兵の実話に基づく物語。

[INTRODUCTION]
1945年沖縄県伊江島。激しい攻防戦が展開される中、2人の日本兵が命からがら木の上に身を潜め、日本の敗戦を知らぬまま2年もの間生き延びた──そんな衝撃の実話から着想を得た作家・井上ひさしが原案を遺し、こまつ座にて上演された舞台「木の上の軍隊」が映画化。本土から派兵された厳格な日本兵を演じるのは確かな演技力で日本の映画界を牽引してきた名優・堤 真一。沖縄出身の新兵に抜擢されたのは、数々の話題作で存在感を示す山田裕貴。ダブル主演を務める堤と山田は初の共演ながら、阿吽の呼吸で極限状態の兵士たちを、繊細かつ力強く、人間らしい可笑しみをもって表現する。監督と脚本を手掛けるのは、『ミラクルシティコザ』のスマッシュヒットが記憶に新しい沖縄出身の新進気鋭・平 一紘。全編沖縄ロケ、伊江島で実際に生い茂るガジュマルの樹上で撮影を敢行。本作を象徴する主題歌「ニヌファブシ」を手掛けるのは伊江島出身のシンガーソングライター、Anly。終戦から80年、熾烈な地上戦が繰り広げられた沖縄戦を必死で生き抜いた日本兵の実話に基づく物語は、観る者すべての心に深く刻まれる。

[STORY]
太平洋戦争末期、戦況が悪化の一途を辿る1945年。飛行場の占領を狙い、沖縄県伊江島に米軍が侵攻。激しい攻防戦の末に、島は壊滅的な状況に陥っていた。宮崎から派兵された少尉・山下一雄と沖縄出身の新兵・安慶名セイジュンは、敵の銃撃に追い詰められ、大きなガジュマルの木の上に身を潜める。仲間の死体は増え続け、圧倒的な戦力の差を目の当たりにした山下は、援軍が来るまでその場で待機することを決断する。戦闘経験が豊富で国家を背負う厳格な上官・山下と、島から出たことがなくどこか呑気な新兵・安慶名は、話が嚙み合わないながらも、二人きりでじっと恐怖と飢えに耐え忍んでいた。やがて戦争は日本の敗戦をもって終結するが、そのことを知る術もない二人の“孤独な戦争”は続いていく。極限の樹上生活の中で、彼らが必死に戦い続けたものとは──。

『⽊の上の軍隊』
[2025年/日本/シネスコ/124分]G
出演:堤真一、山田裕貴
監督・脚本:平一紘
原作:「木の上の軍隊」(株式会社こまつ座・原案 井上ひさし)
主題歌:Anly
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2025「木の上の軍隊」製作委員会

[上映時間]
*準備中

[公式サイト]
happinet-phantom.com/kinouenoguntai

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