戦後80年 内田也哉子ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」【8/15】*戦後80年記念特別上映/トークイベントあり

今後の上映作品
[上映日程]2025年8月15日(金) 10時45分より1回限定上映
*上映後、「無言館」館主の窪島誠一郎さんによるアフタートークを予定しています

旅の起点は、「無言館」
テーマは、「戦争と対話」
旅人は、内田也哉子

「無言館」から始まる内田也哉子の旅は、戦後80年の日本を見渡し、未来へのメッセージを届ける。

2024年、長野県上田市の戦没画学生の作品を集めた美術館「無言館」の共同館主となった内田也哉子。旅人の内田が、信越放送のドキュメンタリー番組を手掛かりに旅をし、戦争とそれに連なる戦後社会のありようを考え、未来へとつながる何かを感じ取る旅…。テーマは、「戦争と対話」。平和とは、それを守ろうとする人々の強い意志とたゆまぬ努力の先に続いてゆくもの…。しかし、世界はいま…。ロシア・ウクライナ、イスラエル・パレスチナ、インド・パキスタン…、そして、経済においては大国の自国第一主義が跋扈する時代である。
本シリーズの企画・プロデュースをつとめるのは、東海テレビで『人生フルーツ』、『さよならテレビ』など、話題のドキュメンタリーを制作してきた阿武野勝彦。テーマ音楽は、 『Dr.コトー診療所』、NHK大河ドラマ『篤姫』、『鬼平犯科帳』新シリーズの吉俣良が担当。戦後80年を迎えたいま、過去の経験から、より多くのことを、より深く学ぶ機会として、6本のシリーズを上映する。
#1の対話人はフォークシンガーの森山直太朗。戦時中の画学生たちが胸に秘めていたであろう思いと表現の可能性を。#2ではタレント・YOUが一方向に流れ始めた時の空気の壊し方を。#3ではジャーナリスト・青木理が、日朝関係に流れる感情のエポックを。#4ではミュージシャン・坂本美雨が、命への慈しみを。#5では、映画『◯月◯日、区長になる女。』の主人公・東京の杉並区長の岸本聡子が諍いと和解を。#6は沖縄の佐喜眞美術館に飛び、大作「沖縄戦の図」を前に佐喜眞道夫館長とアートの可能性を語り合う。

企画・プロデュース:阿武野勝彦
ディレクター:中村育子
プロデューサー:手塚茶典、三瓶祐毅
映画担当:笠原公彦
テーマ音楽:吉俣良
製作:信越放送・日本映画放送
配給:信越放送
配給協力:ポレポレ東中野

<シリーズ詳細>
#1『無言館・レクイエムから明日へ』対話/フォークシンガー 森山直太朗
#2『少年たちは戦場へ送られた』対話/タレント YOU
#3『再会~平壌への遠い道~』対話/ジャーナリスト 青木理
#4『遼太郎のひまわり』対話/ミュージシャン 坂本美雨
#5『78年目の和解』対話/杉並区長 岸本聡子
#6『いのちと向き合う』対話/佐喜眞美術館・館長 佐喜眞道夫

*8月15日(金) は、#1『無言館・レクイエムから明日へ』対話/フォークシンガー 森山直太朗のみ上映致します。
*その他のシリーズは2025年10月17日(金)より上映予定

戦後80年 内田也哉子ドキュメンタリーの旅「戦争と対話」#1
『無言館・レクイエムから明日へ』対話/フォークシンガー 森山直太朗
[2006年/日本/96分]
ディレクター:池上英樹 プロデューサー:岩井まつよ

★第2回日本放送文化大賞グランプリ受賞作

[INTRODUCTION]
東京、自宅にて、内田也哉子。長野県にある戦没画学生の絵画を集めた美術館・無言館の共同館主に就任。大役を引き受けた思い、そして戦争への眼差しは変わっただろうか。戦後80年、人々は戦争とどう向き合ってきたのか、語り継いできたのか。 信越放送が2006年に制作したドキュメンタリー『SBCスペシャル 無言館・レクイエムから明日へ』を全編放送。 旅人、内田也哉子が無言館を訪れる。「本当はあってはならない美術館なんです」、共同館主の窪島誠一郎と巡りながら、その願いを受け止めていく。かつて無言館を訪れた樹木希林が若者にエールを送る様子や、ドキュメンタリーの遺族のその後を訪ねる取材を織り交ぜ、初回放送から20年近くが経った無言館の変遷を辿る。そして、対話のお相手フォークシンガーの森山直太朗を訪ね、モニターしたドキュメンタリーのこと、絵画、アート、そして戦争と表現について語り合う。

[STORY]
戦争で命を奪われ、画家への夢を断たれた若者たちの絵を展示する長野県上田市の美術館「無言館」。館主の窪島誠一郎さんが全国各地の遺族を訪ね歩き、預かってきた画学生たちの「命の証」である。しかし、遺族も高齢化が進み、あるいは亡くなり、作者のことを語ることができる人が減っている。同時に長い年月がたち、画は痛み、汚れ、劣化が進んでいる。それは、人の命をいともたやすく奪う戦争が、遠い過去のものとなり、記憶が風化していく今の社会状況を象徴しているかのようだ。そうしたなか、窪島さんは残された絵の修復に取り組み、あらたな収蔵作品を求め全国各地を訪ね歩いている。「こういう時代だからこそ、彼らが生きていた証を守ることで、命の大切さを伝えていかなければならない」。そう語る窪島さんの活動を追い、風化させてはならない命の尊さを伝える。

[上映時間]
2025年8月15日(金) 10時45分より1回限定上映
*上映後、「無言館」館主の窪島誠一郎さんによるアフタートークを予定しています
*その他のシリーズは2025年10月17日(金)より上映予定

 

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