親愛なる君へ

過去の上映作品
[上映日程]9/4~17(休映:9/6)

愛するが故に言えないことがある
間借り人は 少年にとって “もうひとりのパパ ”

立ちはだかる偏見。泣いて笑って、血の繋がりを超えた家族の絆をつむぐ物語

[解説]
世界的評価を受けた『一年之初(一年の初め)』や『ヤンヤン』など、人と人のつながりや人生模様、アイデンティティを描くことに長けたチェン・ヨウジエ監督が5年ぶりにメガホンを取り、緻密で繊細なストーリーラインで愛の極限を描いた最新作。ミステリアスで重厚なサスペンス調の展開を匂わせつつ、徐々に真実が解き明かされていくと、彼が描写を得意とする人を想う温かな情感あふれる結末まで一気に導いていく。主演は『一年之初(一年の初め)』でもタッグを組んだモー・ズーイー。本作でも高い評価を受け、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)と、第22回台北映画奨で最優秀主演男優賞を受賞。また、老婦の名演が光ったチェン・シューファンは、同じく台湾アカデミー賞で最優秀助演女優賞を獲得した。

[あらすじ]
君が生きていてくれたら…僕はただ、大好きな君を守りたかった──。老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、今は亡き同性パートナーの家族であるふたりの世話をすることで、彼への何よりの弔いになると感じていたからだった。しかし、ある日、シウユーが急死してしまう。その死因を巡り、ジエンイーは不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには罪を認めてしまう。だがそれはすべて、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…

『親愛なる君へ』』
[2020年/台湾/シネマスコープ/106分]R18+
監督・脚本:チェン・ヨウジエ
監修:ヤン・ヤーチェ
出演:モー・ズーイー、ヤオ・チュエンヤオ、チェン・シューファン、バイ・ルンイン
原題:親愛的房客/英題:DEAR TENANT
配給:エスピーオー、フィルモット
© 2020 FiLMOSA Production All rights

◎公式サイト:filmott.com/shin-ai

ピックアップ記事

関連記事一覧

Facebook