トゥルーノース

過去の上映作品
[上映日程]7/24~8/6(休映:7/26、8/2)
*上映初日の7月24日(土)14時45分の回の上映後、本作の清水ハン栄治監督による舞台挨拶があります

“ それでも、生きていく。”

北朝鮮強制収容所。世界で最も過酷な場所で、希望を捨てずに生き抜こうとする者たち。
世界の映画祭で絶賛された真実の物語

[解説]
北朝鮮の政治犯強制収容所で、過酷な毎日を生き抜く日系家族とその仲間たちの姿を3Dアニメーションとして完成させた衝撃作。レオナルド・ディカプリオも激賞したドキュメンタリー映画「happy – しあわせを探すあなたへ」のプロデューサーの清水ハン栄治の初監督作品。収容体験をもつ脱北者や元看守などにインタビューを行い10年もの歳月をかけて作り上げた。本作はアニメ映画の世界最高峰を選ぶ権威ある映画祭・アヌシー国際アニメーション映画祭「長編コントルシャン部門」にノミネート、第33回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス部門」ほか、名門レインダンス映画祭では異例の2部門での招待作品となり、伝統あるワルシャワ国際映画祭ではフリースピリット部門の審査員特別賞、ナッシュビル映画祭では長編アニメ部門グランプリ。韓国のプチョン国際アニメーション映画祭では長編部門の特別賞に輝くなど世界中で話題となっている。日本国内では本作が紹介されるや否や数多くの日本のマスコミがとりあげ話題となり、日本国内の映画配給権は争奪戦となった。強制収容所内の恐るべき実態を描きつつ、家族愛、仲間との絆・ユーモア、死にゆく者への慈しみの心情などが表現され、ラストにはひとつの希望を見い出せる内容となっている。衝撃的な内容を実写でなく、あえて優しいタッチの寓話的なアニメーションにすることで、より多くの観客が自身を投影しやすい表現が可能となった。音楽監督はディズニー長編アニメ映画『ムーラン』(1998年)のマシュー・ワイルダー。日本童謡「赤とんぼ」と北朝鮮の民謡以外は全てオリジナルサントラとなっている。

[あらすじ]
絶望の淵で、人は「生きる意味」を見つけられるのか? 1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民した家族の物語。平壌で幸せに暮らすパク一家は、父の失踪後、家族全員 が突如悪名高き政治犯強制収容所に送還されてしまう。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、母と妹は人間性を失わず倫理的に生きようとする。そんなある日、愛する家族を失うことがキッカケとなり、ヨハンは絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を探究し始める。やがてヨハンの戦いは他の収監者を巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる。

『トゥルーノース』
[2020年/日本・インドネシア/英語/94分]G
監督・脚本・プロデューサー:清水ハン栄治
音楽:マシュー・ワイルダー
声の出演:ジョエル・サットン、マイケル・ササキ、ブランディン・ステニス、エミリー・ヘレス
配給:東映ビデオ
Ⓒ 2020 sumimasen

◎公式サイト:true-north.jp

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