サタデー・フィクション

過去の上映作品
[上映日程]1/5~18(休映:1/9、13、15)

“ 魔都上海で、各国の諜報部員たちが暗躍する太平洋戦争開戦前の七日間! ”

[INTRODUCTION]
中国に生きる若者の心情を瑞々しく、過激に描き続けてきた映画監督ロウ・イエ。『ふたりの人魚』(00)、『天安門、恋人たち』(06)、『スプリング・フィーバー』(09)など、映画史に残る数多くの名作を世に送りだした彼が最新作で選んだ題材は、太平洋戦争が勃発する直前の魔都、上海。世界各国の諜報員が暗躍していた時代を舞台に、人気女優とスパイの二つの顔を持つ主人公を中心に据え、当時上海の中心とされていた現存する劇場「蘭心大劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語を美しいモノクロ映像で描き出す。

[STORY]
「マジックミラー計画を開始せよ」1941年、日本軍の占領を免れた上海の英仏租界は、当時「孤島」と称されていた。魔都と呼ばれるこの上海では、日中欧の諜報部員が暗躍し、機密情報の行き交う緊迫したスパイ合戦が繰り広げられていた。日本が真珠湾攻撃をする7日前の12月1日、魔都上海に、人気女優のユー・ジンが現れる。新作の舞台「サタデー・フィクション」で主役を演じるためだ。一方、この大女優ユー・ジンには、幼い頃、フランスの諜報部員ヒューバートに孤児院から救われ、諜報部員として訓練を受けた過去があり、銃器の扱いに長けた「女スパイ」という裏の顔があった。そして2日後の12月3日、日本から海軍少佐の古谷三郎が海軍特務機関に属する梶原と共に、暗号更新のため上海にやってくる。ヒューバートはユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るためにフランス諜報部員が仕掛けた“マジックミラー計画”の始まりだった……。

『サタデー・フィクション』
[2019年/中国/中国語・英語・フランス語・日本語/1:1.85/5.1ch/モノクロ/126分]
出演:コン・リー、マーク・チャオ、パスカル・グレゴリー、トム・ヴラシア、ホァン・シャンリー、中島歩、ワン・チュアンジュン、チャン、ソンウェン、オダギリジョー
監督:ロウ・イエ
プロデューサー:マー・インリー
日本語字幕:樋口裕子
原題:蘭心大劇院/英題:SATURDAY FICTION
配給・宣伝:アップリンク
©YINGFILMS

◎第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作

[上映時間]

[公式サイト]
uplink.co.jp/saturdayfiction

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