はだかのゆめ

過去の上映作品
[上映日程]12/9、13、15、17、20、22
*休映をはさみながらの変則的な上映スケジュールになります。詳しい日程は随時更新していきます。

“ いつか夢にくらい顔をだしてくれたら ”

息子を思う母、母を思う息子、そして祖父
お互いの距離を測り直していく、親子3代にわたる物語

青山真治監督に見出された才能
映画監督でミュージシャンでもある甫木元空の最新作

[STORY]
四国山脈に囲まれた高知県、四万十川のほとりに暮らす一家の人々。祖父の住む家で余命を送る決意をした母、それに寄り添う息子ノロ。嘘が真で闊歩する現世を憂うノロマなノロは、近づく母の死を受け入れられず徘徊している──。土地に刻まれた時間の痕跡と、幽かな生と確かな死。これは若くして両親を亡くし、高知県で祖父と暮らす監督自身の現在を半ば投影した、親子3代にわたる時間と、その時間の境界線を飛び越えた触れ合いの、そしてそれでも触れることのできない残酷な距離の物語である。

[INTRODUCTION]
監督は、『EUREKA ユリイカ』のプロデューサー・仙頭武則と監督・青山真治によってプロデュースされた『はるねこ』(16)で長編映画デビューした甫木元空。甫木元は『はるねこ』の生演奏上映をきっかけに結成したバンド「ビアリストックス」としても活動しており、本作の音楽も手がけている。主演に昨年公開の映画『うみべの女の子』やNHKドラマ『きれいのくに』、NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』など話題作への出演が相次ぐ青木柚。さらに、俳優のみならず監督、小説家でもある唯野未歩子、シンガーソングライターで俳優としても活躍している前野健太が出演。前作に続き、仙頭がプロデュースし、これからの日本映画を背負う若きスタッフたちに混じって、青山組の音響担当として『EUREKA ユリイカ』以降のほぼすべての作品を手がけてきた菊池信之が参加。死者と生者が同居する世界の音をわれわれの世界に届けてくれる。

『はだかのゆめ』
[2022年/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/59分]
監督・脚本・編集:甫木元空
出演:青木柚、唯野未歩子、前野健太、甫木元尊英
プロデューサー:仙頭武則、飯塚香織
撮影:米倉伸
照明:平谷里紗
現場録音:川上拓也
音響:菊池信之
助監督:滝野弘仁
音楽:Bialystocks
製作:ポニーキャニオン
配給:boid/VOICE OF GHOST
©PONY CANYON

◎第35回 東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門 正式招待作品

[上映時間]

[公式サイト]
https://hadakanoyume.com

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