メイド・イン・バングラデシュ

過去の上映作品
[上映日程]11/19~25(休映:11/21)

“ 私たちはここにいる ”

白いミシンとカラフルな布と糸に囲まれたこの場所が世界への扉———

世界の繊維産業を支えるバングラデシュ。
国内の縫製工場労働者の80%が女性で平均年齢は25歳。
その過酷な労働環境と低賃金に、たったひとりの女性が立ち向かう

[INTRODUCTION]
バングラデシュ独立戦争下で敵兵と恋に落ちた女性を描いた“Meherjaan”(2011)、タゴールの詩を背景に葛藤する女性を描いた“Under Construction”(2015)が各国の映画祭で高く評価された、バングラデシュの気鋭ルバイヤット・ホセイン監督、待望の日本初公開作。3年以上のリサーチを経て、10代半ばからバングラデシュの労働闘争に関わってきたダリヤ・アクター・ドリの実話を元に完成させたヒューマンストーリー。陰影のある美しい映像は、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『アンジェリカの微笑み』などで知られるサビーヌ・ランスラン。

[STORY]
23歳のシムは、首都ダッカの衣料品工場で働いている。女性たちがせわしなくミシンを踏み続ける中、工場では男性幹部が威張り散らし、泊りがけも余儀なくされるほど環境は厳しく、給料は未払いが続いていた。家では夫が働かず、シムが働いて得たお金をアテにする毎日。そんなある日、労働者権利団体のナシマ・アパに声をかけられたシムは、同僚たちを説得し、労働組合の結成を目指して立ち上がる。仲間たちと労働法を学び、署名を集め組合結成に向け奔走するが、工場幹部からの脅し、夫や同僚の反対など、さまざまな困難が待っていた…。

『メイド・イン・バングラデシュ』
[2019年/フランス・バングラデシュ・デンマーク・ポルトガル/95分]
監督:ルバイヤット・ホセイン
出演:リキタ・ナンディニ・シム、ノベラ・ラフマン
撮影:サビーヌ・ランスラン
配給:パンドラ

[上映時間]

[公式サイト]
pan-dora.co.jp/bangladesh

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