ただ悪より救いたまえ

過去の上映作品
[上映日程]3/26~4/8(休映:3/28、4/4)

“ 殺し合う理由。そんなものは忘れた── ”

暴走する暗殺者 VS 凶暴な殺し屋、二つの狂気が激突する!
『チェイサー』『哀しき獣』脚本家が贈る、韓国ノワール・アクションの傑作。

[INTRODUCTION]
祖国から見捨てられた凄腕の暗殺者インナムと、裏社会でも恐れられる凶暴な殺し屋レイ。絶対に出会ってはいけない2人が激突する。韓国映画がもっとも得意とするノワール・アクションを一新する、壮絶なバイオレンス・エンターテインメントが完成した!

主人公インナム役は、韓国が誇る名優ファン・ジョンミン。寡黙で冷静、しかし目的のために他人の指を躊躇なく落とす残虐キャラで、『アシュラ』の極悪汚職市長、『コクソン』の妖しい祈祷師といった役柄以上に強烈なインパクトを与える。インナムの命を執拗に狙う無慈悲な殺し屋レイには、『新しき世界』ではファン・ジョンミンと義兄弟の絆で結ばれていたイ・ジョンジェ。気心の知れた2大スターの共演だが、今回は心の交流は一切無用。行き交うのは暴力のみという血なまぐさい関係性で狂気と狂気をぶつけ合う。そして殺伐とした物語の中で一服の清涼剤となるのが、バンコクでインナムを手助けするユイを演じたパク・ジョンミン。また豊原功補や白竜ら日本人キャストが短い出番ながらもヤクザがうごめく裏社会を体現する。 

本作が長編第二作となるホン・ウォンチャン監督は、ナ・ホンジン監督の衝撃のデビュー作『チェイサー』や『悲しき獣』などの脚本を手がけ、韓国ノワールの革新を牽引してきた注目の才能。インナムが抱えるやるせない苦悩をぶっ飛んだ暴力描写とスタイリッシュなアクションで包み込み、センチメンタルでありつつもドライという独自の美学を追求してみせた。撮影監督は、第92回アカデミー作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』の名手ホン・ギョンピョ。東京、仁川、バンコクという3つのロケーションの個性を増幅させ、異世界に迷い込んだかのような幻想的な映像マジックが冴え渡る。

[STORY]
東京でのミッションを最後に、引退するはずだった暗殺者インナム。ところがかつての恋人がバンコクで殺害され、別れた後に生まれたインナムとの娘が行方不明だと知らされる。インナムはバンコクに飛び、関わった者を次々と拷問にかけて娘の居所を突き止める。そして、インナムに兄を殺された殺し屋レイも、復讐のためにバンコクに降り立ち、死体の山を築きながらインナムに迫っていた。絶対に出会ってはいけなかった2人の男の暴走は、どちらかの息の根が止まるまで終わらない―

『ただ悪より救いたまえ』
[2020年/韓国/韓国語ほか/シネスコ/108分]PG-12
監督・脚本:ホン・ウォンチャン
出演:ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェ、パク・ジョンミン
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
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[公式サイト]
tadaaku.com

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