没後20年 作家主義 相米慎二 アジアが見た、その映像世界 *「うえだ子どもシネマクラブ」上映作品

過去の上映作品
[上映日程]11/6~19(休映:11/8、15)
[鑑賞料金]
特別鑑賞料金(一般)¥1,500/映劇会員一律¥1,000/回数券利用可
*その他通常通り(ただし、年間パスポート、福利厚生券、招待券、MTAチケットはご利用できません)

“ 相米慎二は、こんなに遠くまで行った。”

いま、作家・相米慎二が、ここにいる。

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが発生。その2日前、9月9日、映画監督・相米慎二が逝った。あれから20年──。
いま、日本に相米慎二のような作家は存在しているのだろうか。その、荒々しさ。その、深さ。その、美しさ。その、真実。

相米慎二は、こんなに遠くまで行った。
2012年ナント(フランス)、エディンバラ(イギリス)、パリシネマテーク(フランス)、2015年フランクフルト(ドイツ)、ヨーロッパの映画祭などが相米慎二の再評価を行なった。
アジアでは2005年、全州(チョンジュ)映画祭(韓国)で行われた回顧上映で衝撃が流れた。
そして、2021年、アジアでの再評価の波が来る。

「作家主義 相米慎二」

荒々しさと美しさに圧倒される4つの作品
『ションベン・ライダー』(1983)
『台風クラブ』(1985)
『東京上空いらっしゃいませ』(1990)
『風花』(2001)

【企画・主催】 A PEOPLE CINEMA
【特別協力】中央映画貿易

[公式サイト]
apeople.world/sohmaishinji

[上映日程]2週間・各作品6回
11月6日(土) 14時〜『ションベン・ライダー』/16時10分〜『台風クラブ』
11月7日(日) 14時〜『東京上空いらっしゃいませ』/16時〜『風花』
11月8日(月) 休映
11月9日(火) 14時〜『ションベン・ライダー』/16時10分〜『台風クラブ』
11月10日(水) 14時〜『東京上空いらっしゃいませ』/16時〜『風花』
11月11日(木) 14時〜『ションベン・ライダー』/16時10分〜『台風クラブ』
11月12日(金) 14時15分〜『東京上空いらっしゃいませ』/16時10分〜『風花』
11月13日(土) 15時35分〜『台風クラブ』/17時40分〜『ションベン・ライダー』
11月14日(日) 15時35分〜『風花』/17時40分〜『東京上空いらっしゃいませ』
11月15日(月) 休館日
11月16日(火) 13時〜『台風クラブ』/15時5分〜『ションベン・ライダー』
11月17日(水) 13時〜『風花』/15時10分〜『東京上空いらっしゃいませ』
11月18日(木) 13時〜『台風クラブ』/15時5分〜『ションベン・ライダー』
11月19日(金) 13時〜『風花』/15時10分〜『東京上空いらっしゃいませ』 <上映最終日>

[スクリーン]
上田映劇: 11月7日(日)〜10日(水)、17日(水)〜19日(金)
トラゥム・ライゼ: 11月12日(金)〜14日(日)


[上映作品の紹介]

『ションベン・ライダー』
[1983年/日本/118分]
出演:藤竜也、河合美智子、永瀬正敏、鈴木吉和、坂上忍
原案:レナード・シュレイダー
脚本:西岡琢也、チエコ・シュレイダー
撮影:田村正毅、伊藤昭裕
照明:熊谷秀夫
製作:キティ・フィルム
©︎ 1983 kittyfilm

[作品紹介]
レナード・シュレイダーの原案を脚本化。目の前で誘拐されたガキ大将を追う三人組。「セーラー服」の興行的成功からより過剰な方向へ舵を切った。途中で衣装まで入れ変えてしまう三人組。壮絶な貯木場のシーンはあまりにも有名。

[上映日程]6日間6回
11月6日(土) 14時〜
11月9日(火) 14時〜
11月11日(木) 14時〜
11月13日(土) 17時40分〜
11月16日(火) 15時5分〜
11月18日(木) 15時5分〜 <上映最終日>

[スクリーン]
上田映劇: 11月6日(火)〜11日(木)、16日(火)〜18日(木)
トラゥム・ライゼ: 11月13日(土)


『台風クラブ』
[1985年/日本/115分]
出演:三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花、金沢朋子、三浦友和
脚本:加藤祐司
撮影:伊藤昭裕
照明:島田忠昭
製作:ディレクターズ・カンパニー 
©︎ ディレクターズカンパニー

[作品紹介]
東京国際映画祭・ヤングシネマグランプリ作品。審査委員長、ベルナルド・ベルトリッチが絶賛。台風の日の校舎に閉じ込められた少年と少女。三浦友和が当時のイメージを大きく変えた作品としても印象的。

[上映日程]6日間6回
11月6日(土) 16時10分〜
11月9日(火) 16時10分〜
11月11日(木) 16時10分〜
11月13日(土) 15時35分〜
11月16日(火) 13時〜
11月18日(木) 13時〜 <上映最終日>

[スクリーン]
上田映劇: 11月6日(火)〜11日(木)、16日(火)〜18日(木)
トラゥム・ライゼ: 11月13日(土)


『東京上空いらっしゃいませ』
[1990年/日本/109分]
出演:中井貴一、牧瀬里穂、笑福亭鶴瓶、毬谷友子
脚本:榎祐平(榎望)
撮影:稲垣涌三
照明:熊谷秀夫
製作:ディレクターズ・カンパニー、バンダイ、松竹第一興行 
©︎ 1990イール・トウェンティワン/バンダイビジュアル/松竹

[作品紹介]
牧瀬里穂のデビュー作。CMのキャンペーンガールに抜擢された少女が事故で死亡。しかし、死神を言いくるめて、少女は地上に戻る。「帰れない二人」のリフレインと終盤のミュージカル的場面が涙を誘う。

[上映日程]6日間6回
11月7日(日) 14時〜
11月10日(水) 14時〜
11月12日(金) 14時15分〜
11月14日(日) 17時40分〜
11月17日(水) 15時10分〜
11月19日(金) 15時10分〜 <上映最終日>

[スクリーン]
上田映劇: 11月7日(日)〜10日(水)、17日(水)〜19日(金)
トラゥム・ライゼ: 11月12日(金)〜14日(日)


『風花』
[2001年/日本/116分]
出演:小泉今日子、浅野忠信、尾美としのり、鶴見辰吾、柄本明、笑福亭鶴瓶
原作:鳴海章
脚本:森らいみ
撮影:町田博
照明:木村太朗
製作:ビーワイルド、テレビ朝日、TOKYO FM

[作品紹介]
鳴海章の同名小説を映画化。若手官僚とピンサロ嬢の出逢い。女の故郷、北海道へとふたりは旅へ出る。本作公開後の9月9日、相米が死去。遺作となった。企画の発案は、相米本人からのものだったという。

[上映日程]11/7、10、12、14、17、19

[上映日程]6日間6回
11月7日(日) 16時〜
11月10日(水) 16時〜
11月12日(金) 16時10分〜
11月14日(日) 15時35分〜
11月17日(水) 13時〜
11月19日(金) 13時〜 <上映最終日>

[スクリーン]
上田映劇: 11月7日(日)〜10日(水)、17日(水)〜19日(金)
トラゥム・ライゼ: 11月12日(金)〜14日(日)


PROFILE
相米慎二
1948年1月13日、岩手県盛岡市で生まれた。父親の転勤で6歳の時に北海道標茶町に転居し、1958年に父親を失う。その後小学校5年の時に札幌市、中学3年の時に釧路市に移る。北海道釧路江南高等学校を卒業し、中央大学文学部に進学、1972年同大を中退、長谷川和彦の口利きで契約助監督として日活撮影所に入所した。長谷川や曽根中生、寺山修司の元で主にロマンポルノの助監督を務めた。助監督時代には杉田二郎のペンネームも用いている。1976年にフリーランスとなる。
1980年、薬師丸ひろ子主演の「翔んだカップル」で映画監督としてデビューした。翌1981年、「セーラー服と機関銃」で興行的な成功を収めた。1982年6月、長谷川和彦、根岸吉太郎、黒沢清ら若手監督9人による企画・制作会社「ディレクターズ・カンパニー」(ディレカン)を設立。1983年には吉村昭原作の「魚影の群れ」を発表。1985年の「台風クラブ」は第1回東京国際映画祭(ヤングシネマ)でグランプリを受賞し、キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」日本映画編(1999年版)の55位にランクインしている。同年、斉藤由貴の映画デビュー作となった「雪の断章―情熱―」を監督した。また、同年のロマンポルノ作品「ラブホテル」は大きな反響を呼んだ。
その後、1993年の「お引越し」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。同作は第46回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品された。翌1994年には湯本香樹実原作の「夏の庭 The Friends」を発表。湯本に原作小説を執筆するように勧めたのも相米監督であった。1998年の「あ、春」は1999年度キネマ旬報ベストテンの第1位に選出されたほか、第49回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。2001年、小泉今日子主演の「風花」を発表。一方で、1985年より数々のCMの演出を手がけ、また1991年と1993年には三枝成彰作曲のオペラ「千の記憶の物語」の演出を担当している。
2001年10月には舞台初演出となる「Defiled」の上演、また翌2002年には自身初の時代劇での監督作品となる浅田次郎原作の「壬生義士伝」の映画化作品のクランクインを予定していたが、2001年6月、体調不良のため病院で検査を受けて肺癌を告知され、同年8月中旬より療養生活を送り、同年9月5日に容体が急変して9月9日16時10分に神奈川県伊勢原市の病院で死去した。53歳没。同年1月公開の「風花」が遺作となった。葬儀は9月14日に築地本願寺にて営まれた。
没後は青森県三戸郡田子町相米地区にある先祖代々の墓に埋葬され、同地区には「相米慎二慰霊碑」が建立された。2014年から、田子町の主催により「相米慎二監督映画祭り」が開催されている。

 

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