私たちの青春、台湾

過去の上映作品
[上映日程]2/27~3/12(休映:3/4、8)
*2月28日(日)14時50分の回の上映後、『香港画』の上映を挟んで17時30分より、上映記念アフタートーク“東アジアと若者たち”を開催します(予約受付中!)
詳しくはこちらからご確認ください → uedaeigeki.com/news/7255

“ きみの笑顔の先に、未来をみた ”

台湾ひまわり運動のリーダー。人気ブロガーの中国人留学生。
そしてドキュメンタリー映画の監督の私が、
台湾、香港、中国でみつけた“私たち”の未来への記録──

[解説]
アジア初の同性婚法制化、蔡英文総統の歴史的再選、女性議員がアジアトップ水準の4割を占め、世界も注目した新型コロナ対策などで関心を集める台湾。金馬奨授賞式で傅フー・楡ユー監督が涙を流しながら、「いつか台湾が“真の独立した存在”として認められることが、台湾人として最大の願いだ」とスピーチをしたことは大きなニュースとなった。ひまわり運動は、23日間の及ぶ立法院占拠、統率の取れた組織力、全世界に向けたメディア戦略、まれにみる“成功”をおさめたといわれている。しかし立法院内では、一部の指導者たちによる決議に対する不満など、理想の“民主主義”の困難さに直面し、多くの課題を残していた。雨傘運動前の黄之ジョシュア・鋒ウォン、周アグネス・庭チョウとの交流など、カメラは台湾、香港、中国の直面する問題、海を越えた相互理解の困難さ、民主主義の持つ一種の残酷さを映し出していく。台湾という息吹の中で、ともに未来を描き、迷い、空っぽになり、ともに理想求めもがく、“私たち”の青春の物語は、何を問いかけてくるのか──

[あらすじ]
2011年、魅力的な二人の大学生と出会った。台湾学生運動の中心人物・陳チェン・為廷ウェイティン、台湾の社会運動に参加する人気ブロガーの中国人留学生・蔡ツァイ・博芸ボーイー。やがて為廷は林リン・飛帆フェイファンと共に立法院に突入し、ひまわり運動のリーダーになった。“民主”が台湾でどのように行われているのか伝えたいと博芸が書いたブログは、書籍化され大陸でも刊行される人気ぶりだ。彼らが最前線に突き進むのを見ながら、「社会運動が世界を変えるかもしれない」という期待が、私の胸いっぱいに広がっていた。しかし彼らの運命はひまわり運動後、失速していく。ひまわり運動を経て、立法院補欠選挙に出馬した為廷は過去のスキャンダルで撤退を表明。大学自治会選に出馬した博芸は、国籍を理由に不当な扱いを受け、正当な選挙すら出来ずに敗北する。それは監督の私が求めていた未来ではなかったが、その失意は私自身が自己と向き合うきっかけとなっていく──

『私たちの青春、台湾』
[2017年/台湾/116分]
監督:傅楡(フー・ユー)
出演:陳為廷(チェン・ウェイティン)、蔡博芸(ツァイ・ボーイー)
製作・出品:七日印象電影有限公司、7th Day Film
プロデューサー:洪廷儀(ホン・ティンイー)
主題歌:《我們深愛的青春 Our Beloved Youth》詞 /曲 / 演唱 : 楊彝安(ヤン・イーアン)
原題:我們的青春,在台灣-Our Youth In Taiwan
後援:台北経済文化代表処台湾文化センター
日本語字幕:吉川龍生
台湾語協力:劉怡臻
提供・配給・宣伝:太秦
(C) 7th Day Film All rights reserved

◎PDF版は下記よりダウンロードできます。(1.9MB)

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◎合わせて鑑賞して欲しい作品

香港画【2/27~3/12】*イベントあり

戦車闘争【2/20~3/5】

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