国境の夜想曲

過去の上映作品
[上映日程]5/7~20(休映:5/9~10、16)

“ どんな場所でも、どんな夜でも、かならず朝は来る ”

戦争に翻弄され、分断された世界
しかしそこには、夜の暗闇から一条の光を待つ人々のささやかな営みがあった

[INTRODUCTION]
『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』でベネチア国際映画祭の金獅子賞、『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』でベルリン国際映画祭の金熊賞と、それぞれドキュメンタリー映画で最高賞を受賞しているジャンフランコ・ロージ監督が、3年以上の歳月をかけ、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で撮影したドキュメンタリー。9・11米同時多発テロやアラブの春、そしてアメリカのアフガニスタンからの撤退。さまざまな情勢によって巻き起こる侵略、圧政、テロリズムなどにより、多くの人々が犠牲となり、数多の痛みに満ちた土地を、ロージ監督は通訳も伴わずにひとりで旅をし、土地に残された母親や子ども、若者たちの声に耳を傾ける。母親たちの哀悼、子どもたちの抱える癒えない痛み、精神病院の患者たちによる政治の無意味さについての演劇など、ロージ監督が旅の中で見聞きしたものを通し、暗闇の中に一条の希望を見いだし生きようとする者たちの姿を浮かび上がらせる。

第77回ヴェネチア国際映画祭3冠
『国境の夜想曲』
[2020年/イタリア・フランス・ドイツ/アラビア語・クルド語/アメリカンビスタ(1:185)/104分]
監督・撮影・音響:ジャンフランコ・ロージ
配給:ビターズ・エンド
原題:NOTTURNO
©︎ 21 UNO FILM / STEMAL ENTERTAINMENT / LES FILMS D’ICI / ARTE FRANCE CINÉMA / Notturno NATION FILMS GмвH / MIZZI STOCK ENTERTAINMENT GвR

[上映時間]

[公式サイト]
bitters.co.jp/yasokyoku

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