ドリーミング村上春樹

今後の上映作品
[上映日程]1/13~26(休映:1/16、20)

“ 完璧な文章などといったものは存在しない ”

村上春樹の翻訳家メッテ・ホルム。
完璧な翻訳を求めて独り平行世界(パラレルワールド)を旅する。

[解説]
村上春樹の翻訳家のメッテ・ホルムは1995年、『ノルウェイの森』と出会って以来、20年以上村上春樹の作品をデンマーク語に翻訳してきた。村上春樹の作品はこれまで世界50⾔語以上に翻訳されてきたが、そのほとんどが英語からの翻訳となり、メッテのように⽇本語から直接翻訳することは珍しかった。映画は2016年、村上春樹がアンデルセン⽂学賞を受賞し、デンマークを訪れ王⽴図書館でメッテと対談する瞬間と、同時期にメッテが村上春樹のデビュー⼩説『⾵の歌を聴け』を翻訳する貴重な姿を捉える̶̶̶ 村上春樹作家活動40周年に劇場公開される特別なドキュメンタリー。

[あらすじ]
“完璧な⽂章などというものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね”。メッテは『⾵の歌を聴け』の⼀⽂について想いをめぐらせる。現実と空想の世界が重なり合う村上春樹の世界観は翻訳家によって解釈が異なる。メッテは世界中の村上春樹の翻訳家たちと議論を重ね、村上春樹の世界を求めて⽇本を訪れる。村上春樹の故郷の芦屋を歩き、⼩説の舞台となる地を巡る。メッテを追うカメラは、次第に村上春樹の⼩説に描かれているパラレルワールドを描写する。深夜のデニーズ。バーカウンター。古いレコード。ピンボール。地下鉄。⾸都⾼速道路。公園の滑り台。巨⼤なかえるくん。そして夜空に浮かぶ⼆つの満⽉。メッテは独り村上春樹の世界に潜り込んで⾏く̶̶̶ 。

『ドリーミング村上春樹』
[2017年/デンマーク/デンマーク語、⽇本語、英語/60分]
監督:ニテーシュ・アンジャーン
出演:メッテ・ホルム
後援:デンマーク大使館
配給:サニーフィルム
©︎Final Cut for Real

◎公式サイト:sunny-film.com/dreamingmurakami

メッテ・ホルム(翻訳家)
デンマーク生まれ。二人の娘の母。コペンハーゲン大学で文学修士号と人類学学士号を取得。2001年以降デンマークで出版された全ての村上春樹作品の翻訳を手がける。翻訳歴は、『⾵の歌を聴け』、『ねじまき⿃クロニクル』、『スプートニクの恋⼈』、『ノルウェイの森』、『海辺のカフカ』、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、『1Q84』、『騎士団長殺し』など多数。その他にも、⼤江健三郎、吉本ばなな、川上弘美、東野圭吾などの作品を翻訳。今後は村⽥沙耶⾹、多和⽥葉⼦の作品の翻訳も決定している。

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