グレート・グリーン・ウォール

過去の上映作品
[上映日程]10/1~6(休映:10/2)
10月1日(日)13時40分の回の上映後、アートと環境問題の関係を考える、信州アーツ・クライメート・キャンプ〈会議〉第2回「アート×気候危機~不可能かもしれないビジョン~」を開催します

“アフリカに夢を、森をふたたび。”

マリ出身のミュージシャン、インナ・モジャが音楽で人々をつなぎ、壮大なアフリカン・ドリームの実現のため、気候変動の最前線へと旅する音楽ドキュメンタリー。

[INTRODUCTION]
世界平均の1.5倍の速さで気温上昇しているアフリカのサヘル地域は、気候変動に直面している地球上で最も脆弱な場所の一つである。その影響で起こる砂漠化、干ばつなどの深刻な土地劣化や、食糧不足が引き起こす紛争の過激化などにより、生活が脅かされ人々は移民を余儀なくされている。加速する気候変動を食い止めるため、2007年よりアフリカの国々主導により大陸を8,000kmにわたって横断する人類史上最大規模の植林プロジェクト、グレート・グリーン・ウォール(緑の長城)計画が開始した。完成すれば地球上最大の生きている建造物となり、サヘル地域コミュニティに対し、食糧や経済的機会を提供し、多くの人々の生活を改善する世界的奇跡となるだろう。
気候変動の問題を解決し、壮大なアフリカ・ドリームを成功させるため、マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャがアフリカ横断の旅へ。セネガルからエチオピアまでの道中、セネガルのヒップホップの創始者ディディエ・アワディ、マリのブルース・バンドのソンゴイ・ブルースや、ナイジェリアのポップスターで紛争の影響を受けている少女や女性を支援するワジェなどと楽曲を制作し、各地でライブを重ねていく。「紛争で危険にさらされるのは常に女性」だからと、特に女性支援に情熱を燃やす彼女は、紛争孤児の少女たちと出会うなどして、現実の過酷さに衝撃を受けつつも、「夢を信じてほしい」と、夢を抱けるアフリカのためにメッセージを発信していく。

『グレート・グリーン・ウォール』
[2019年/イギリス/92分]
監督・脚本:ジャレッド・P・スコット
製作総指揮:フェルナンド・メイレレス他
出演:インナ・モジャ、ディディエ・アワディ、ソンゴイ・ブルース、ワジェ他
配給:ユナイテッドピープル 
©GREAT GREEN WALL, LTD

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