雑魚どもよ、大志を抱け! *「週末こども映画館」対象作品/「うえだ子どもシネマクラブ」上映作品

過去の上映作品

[上映日程]4/1~21(休映:4/3、10)

“ すべての弱虫たちに花束を。”

『百円の恋』(脚本) 『喜劇 愛妻物語』の足立紳が贈る
少年時代の葛藤、勇気、そして旅立ちを描いた、感動の物語

[INTRODUCTION]
映画監督として、脚本家として、小説家として、人間のみっともない部分を愛情を込めて描き続ける足立紳が、20年がかりで念願の企画を実現させた! 主人公は7人の小学生男子たち。生意気ざかりでイタズラが大好きで、気の合う仲間たちと過ごす毎日はワクワクと興奮の連続……と言いたいところだが、人生は子ども相手でも優しくはしてくれない。誰もがコンプレックスや葛藤を抱えながら、なにかをつかみ取ろうとするかけがえのない日々を、真正面から描いた青春映画が誕生した。
足立監督は、若き日に今は亡き名監督・相米慎二に師事していたことでも知られているが、本作では相米監督のトレードマークでもあった長回しをふんだんに活用して、子どもたちのイキイキとした姿を捉えてみせた。足立監督は20年以上前に、本作のもとになった脚本を相米監督に読んでもらい、一度だけ褒められたことが映画人としてやっていく原動力となったと語っており、師匠へのリスペクトと自らの原点を見つめ直す作品になっている。
今の時代に伝えたい、高純度な笑いと涙と希望が詰まった名作が誕生した。

[STORY]
地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積みだ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。

『雑魚どもよ、大志を抱け!』
[2023年/日本/145分]PG12
出演:池川侑希弥(Boys be/関西ジャニーズJr.)、田代輝、白石葵一、松藤史恩、岩田奏、蒼井旬、坂元愛登、臼田あさ美、浜野謙太、新津ちせ、河井青葉、永瀬正敏
原作:足立紳『弱虫日記』(講談社文庫)
監督:足立紳(『喜劇愛妻物語』『14の夜』)
脚本:松本稔/足立紳(『百円の恋』『アンダードッグ』)
音楽:海田庄吾(『百円の恋』『喜劇愛妻物語』)
主題歌:インナージャーニー「少年」(鶴見river records)
配給:東映ビデオ
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

[鑑賞料金]
「週末こども映画館」選定作品につき、お子様同伴の大人1名1,200円/その他通常通り

[上映時間]

『雑魚どもよ、大志を抱け!』舞台挨拶実施のお知らせ。

[公式サイト]
zakodomoyo-movie.jp

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